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内向き

大学生の留学が減少している。留学に消極的といわれる若者の「内向き志向」を解消するために、文部科学省は従来の短期留学制度(3カ月~1年間)より短い間、大学生を海外派遣する「ショートビジット(短期滞在)」制度を来年度から始める。「お試し留学」で外国の魅力を感じてもらい、本格的な留学へのキッカケ・呼び水とすることを狙っている。初年度は7000人の派遣を目指し、来年度予算の概算要求に17億円を盛り込む。というニュースをネットで見ました。
手取り足取り、ご苦労様とため息が出ます。

小田実の『何でも見てやろう』に触発され、大学入学後は海外に渡航する機会は無いだろうか、どうしたら行けるのだろうか?と考えを巡らしたものでした。大学2回生(関西の多くの大学では、学年をは2年生でなく、2回生と呼んでいました。)の時に、在学していた大学が海外の提携大学に学生を派遣するプログラムを開始しました。学費・渡航費に加え、生活費の一部を負担する大判振る舞いに、早速応募したものの高い競争率に撃沈しました。当然のことながら成績が優秀で面接試験で自己アピールに長けた学生が選ばれたようでした。記憶に残っているのは、志望した提携大学がカーネギーメロン大学だったということと、面接試験で、『現在、成績が優秀な学生は日本に残っていても優秀だ。自分は成績は悪いが意欲だけはある。真面目で優秀な学生はどこにでもいるが、何者になるか分からないが意欲だけはある私はスゴイ可能性を秘めている。是非、機会を与えてください。』と、熱く語るも面接官に『モノは言い様やな。』と一蹴され、ついでに『もう少し普段から勉強しておいた方が得するで~』と説教されたことです。

これが他人に頼っていては海外に出られないと、思うに至った機会でもありました。その後は、バイト。バイトで資金を作り、格安航空券でバックパッカーもどきになった次第です。

内向き志向は日本が競争力を失うことに繋がるとの考えも分かりますが、何のためのの国際経験なのだろうか?
大学生・研究者に限らず若い世代に(若い世代に限ったことではないが)『ナマモノ』志向が欠けているのではないだろうか?

インターネットで海外の情報を簡単に入手できる。留年すれば就職に不利になる。同じペースの日常生活を守りたい。・・・。たくさんの理由が考えられるが、費用を支援し、単位を認める制度で問題が解決するとは思えない。世界観を広げることがいかに素晴らしいことかの夢を語り、モチベーションを上げなければ精度の利用は進んだけれど・・・に終わるだろう。
小賢い大学生・研究者は増えても、他国の人間に揉まれながら発展向上するタフな人間が、この制度から生まれることは無いように思います。CDをたくさん持っている人間より、生の演奏を聞いたことがある者の方が魅力的です。

リスクを省みず世界に飛び出す『日本人』が生まれる土壌作りが先決だと感じました。



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代表取締役 中川稔之

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