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台風と映画

台風9号は昼過ぎに岐阜のあたりを通過しました。台風の進路予想のニュースを聞くと思い出す映画があります。相米慎二の『台風クラブ』ではありません。思い出すのはヒッチコックの『北北西に進路をとれ』です。
古い人間と思われるかもしれませんね。

大阪の予備校で過ごした浪人時代、梅田の名画座で見ました。東京の大学への進学を目指しながら、浪人生活の間くらい「関西も良いだろう。」、「関西の生活を経験してみたい」という不埒な理由で大阪の予備校に進んだものの、始めは周りに友人もいなくて一人で映画館に脚を運んだものでした。
そこで見たのが『北北西に進路をとれ』です。多分、大阪で2回目か3回目に映画館に行った時の映画です。
ストーリーの展開が早く、次から次へと入れ替わる状況にドキドキワクワクとした気持ちと共に映画の中に引き込まれ、これがスリルとサスペンスというものだと田舎から出てきた少年は教わりました。
その後、貪るように映画を見ました。新作・旧作・洋画・邦画ジャンルにこだわらず面白そうな映画がないかと訪ね歩いたものです。映画館の暗闇から日常に戻る時には高揚感・脱力感・哀愁・喜び・恐れ・・・を携え、身分が定まらぬ予備校生の不安を忘れていました。
『ぴあ』を頼りに多くの選択肢の中から観る映画を選ぶことは、岐阜では経験できませんでした。岐阜には岐阜の良さがあることは承知していますが、文化のシャワーを浴びることは大都会でしかできないことです。私が好きな映画は『ガキ帝国』、『泥の河』、『ジョゼと虎と魚たち』。なぜか舞台はすべて大阪です。

最近は映画を観ていないなあ。自宅のテレビの画面で観るのが精一杯です。

このブログをしたためているうちに、映画館の大きなスクリーンでシートに深く腰をおろしてゆっくりと映画を観る時間を作ろうと決めましたが、何か観たい映画があるわけではありません。しかし、劇場には自分の心を満たしてくれる何かがあるようにも思います。願わくば、大阪の場末の小さな劇場で映画を見たい。

今日は少しセンチメンタルな気持ちになりました。





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