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小さな市場

岐阜は古くから木材の集散地です。それでも時代の波に押されて、いくつかの原木市場が姿を消し原木市場の数も開催される競り市の回数も少なくなりました。

今日は養老町船附にある大垣生協の原木市に足を運びました。明日が市日なのですが、明日は所要のため、今日のうちに下見を兼ねて訪問し、『指し値』をしてきた次第。大垣生協の生協は生活協同組合でなく、生産者協同組合のことで、西濃地区の木材業者が母体になっている岐阜で一番小さな原木市です。
ここには私の兄弟子(?)の小金丸さんがいます。先代亡き後、私に原木購入の手ほどきをしてくれたのは父の親友だった熊田五一さん。原木の見立てから競り市での駆け引き・マナー、相場観のつかみ方まで手取り足取り教わりました。感謝しています。その熊田五一さんも先代の一周忌のすぐ後、先代を追うように急逝したのですが、小金丸さんは熊田五一の下で長く働いていた人で、私より5歳年長ということもあり兄弟子(?)といえる存在です。

大垣生協は特色のある小さな市です。近隣の小規模製材業者をメインの客筋とし、その製材業者は社寺仏閣などを扱う大工さんを抱えている傾向があります。また、関ヶ原の今須地区(吉野に似た木柄と林業経営から東濃や木曽と並ぶ岐阜県内では優れた桧を輩出する地域)からの集材に惹かれて私は足を運びます。
ボリュームは少ないが魅力ある原木が揃う市です。


『指し値』とは出品されている原木に金額を、例えば「10万円」と予め値をつける事です。それ以上に競りあがれば購入できませんが、『指し値』に届かない場合は私が購入できます。
「10万円」の『指し値』をした原木が倍以上に競りあがることもありますし、5万円しか値がつかない場合もあります。
『指し値』と競り市での当日の相場による競合金額に差がある場合には『指し値』以下の金額に譲ってもらえる場合もありますが、当日の相場を理由に私からは値引きを要求しないようにしています。『指し値』とは信頼関係で成り立っていると思うからです。

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今日は専門用語で言えば『桧の長木』、通し柱・大黒柱に適したものに『指し値』をしたのですが、思ったように購入できるかどうかは明日の相場まかせ。首尾よく購入したところで製材した木材が欠点材だったとしても、それはプロ(私)の見立てのプライドで、ノンクレーム・ノンリターン。
おおらかに全てを受け入れる。思った以上にウマクいくことも、失敗することもあります。ある意味バクチです。
それに一喜一憂していては神経がボロボロになってしまいます。




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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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