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土佐っぽ

NHK大河ドラマ「龍馬伝」の影響か、土佐・高知への関心が高いようです。私は大河ドラマを見ないので「龍馬伝」については語れません。

土佐・高知の出身で印象に残る交流のあった人の話を・・・・
大阪の予備校で友人になったN君の実家は、旧愛媛県南宇和郡西海町(現在の愛媛県愛南町西海)。地図で言えば足摺岬の西側で高知県との県境に接した愛媛県の漁村。初めて訪れた大学生時代には、愛媛県松山市、高知県高知市のどちらからも車で3時間以上かかるようなところでした。現在は「高速道路が整備されたから2時間余りだよ。」と、言われても2時間はかかります。

N君の実家はハマチや鯛の養殖業。本来は後継者のはずの長兄のNさんは高知県の教員で高校野球の指導者。高校野球の指導者Nさんの話です。
現役時代、土佐高校では二年続けてエースとして臨んだ夏の予選決勝で敗れ甲子園の夢かなわず、大学入学後は怪我の影響で大した結果も残せませんでした。大学卒業後に高知県の教員として赴任したのは、高知県立宿毛高校。新任教員として全校生徒に校長が「宿毛高校を甲子園に連れて行ってくれる先生です。」と紹介したところ、生徒の間からは失笑がこぼれたそうです。
それもそのはず当時の宿毛高校野球部は弱小チームだったのです。しかし宿毛市は野球が盛んな土地柄で、かつてはプロ野球のキャンプ地、現在でも社会人や大学の強豪チームが春のキャンプ地としています。中学までは宿毛の地域のチームは県内でもレベルが高く強豪チームが存在するのですが、優秀な選手は高校進学時には高知市内の高校に流出していました。

熱血漢Nさんの『甲子園への道』が始まりました。

私が宿毛高校の練習を始めて見たのはNさんが就任して3年目の夏休み。守備練習を見て、「このチームは強い。鍛えられている。」と感じたのは、新チームに入れ替わったばかりなのに、ソツのない中継プレーと塁間の内野手がボールをミスなくまわす姿にレベルの高さにです。

練習後、「良いチームですね。」との言葉に、
「それだけでは勝てんのよ~。」と笑いながら、
全国レベルの相手が県内には3校いる。良い試合をしていても最後に負けるのは何かが足らないからだ。それは精神力なのか、個人の能力なのか、経験なのか分からないが、分からないから練習で精進するしかない。・・・・。

Nさんが就任以降、宿毛高校は高知県内では甲子園の常連校を脅かす存在になりました。
そして、就任から10年。ついに夏の甲子園に出場を果たしました。宿毛高校にとっては初出場、高知県で県立高校が夏の甲子園に出場するのは50年以上ぶりとのことでした。

宿毛高校が甲子園出場を果たした大会の開会式のことです。
NHKラジオでは初出場校の地元から中継をするの企画があり、ふだん宿毛高校が練習で使用している宿毛市民球場の管理人の人にインタビューをする会話がカーラジオから聞こえてきました。
アナウンサーが
「宿毛高校、初出場の原動力とチームの魅力を教えてください。」と、質問をすると、
(宿毛高校にはプロ注目の投手と後に大学・社会人で活躍をする主砲がいた。)
球場の管理人の人は
「N監督の情熱です。」と、一言で答えました。
アナウンサーは想定外の言葉に対応することができず何のコメントもなく、一瞬の間をおいて
「では次の初出場校の・・・。」と、相手を変えました。
オイオイ・・・。


高知県で甲子園に出られるのは、明徳義塾・高知高校の私学に高知市立高知商業。たまに土佐高校。と、いったところです。春の選抜に中村高校などの県立高校も出場しましたが。
宿毛高校は、その歴史に風穴を開けたのです。
歴史に風穴を開けたのは「情熱」だと、間近で見ていた人が証言をしました。


土佐・高知には、熱い人を生み出す土壌があるのかもしれません。



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