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陸山会事件から三権分立を考える

敬愛する友人がブログで取り上げていたことで『詭弁論理学』(中公新書)の存在を知りました。読後は、以前にも増して疑り深くなり論点は何かを意識するようになった気がします。

『政治と金』なる言葉ほどイメージが独り歩きしている言葉はないのでは?『政治』も『金』も何かしら良くないことだと考える人がいるでしょう。
イメージ・印象、感情に訴えて、都合の良い方向に大衆をリードしようとするメディア、論客などについては特に注意を払いたい。
小沢一郎の資金管理団体・陸山会の土地購入をめぐり政治資金規正法違反事件の公判で、供述調書の半分(20/38)が不採用となり、検察が立証不可能で無罪となる公算が高くなったというニュースを聞いて・・・。
この事件は当初から疑っていました。『小沢好き』だからという理由だけではありません。検察の仮説の論法は『小沢氏は金に汚い。だから、どこかに裏金がある。そして、こんなに金に汚い小沢事務所だから、裏金をたくさん持っている。それを隠すために政治資金規正報告書に虚偽記載をした。』というものでしょう。
小沢一郎への献金額が多くても政治資金規正報告書には記載されていて問題がなく、現在の裁判は4億円の土地取引の際に記載をするかどうかの報告についてです。報告があったかどうか、あったらそれが共謀であるかどうかと言うことです。これが罪になるならば、政治資金規正報告書の訂正をした国会議員のすべてを罪に問えることになります。
あたかも収賄があったかのようなイメージを作り上げ、何がなんでも小沢一郎を権力の座から引き摺り下ろそうとしてきたのは誰なのか?

民主主義・民主政治とは権力闘争であるのだともいえます。しかしこのような権力闘争の形は三権分立を否定、悪用するものでしょう。

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