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岐阜発韓国行き


先日、韓国の木材加工業者の方が弊社・郡上やまと製材工場を訪問されました。
港湾に工場を所有する方と、山間部に所有する方の2業者が訪れたのですが、扱う木材はそれぞれロシア材とカナダ材が中心とのこと。韓国は『石』の国であり、『木』が少なく、木材の供給は外国に依存しています。
両社ともに関心を持っているのが、日本の『桧』。韓国で、『桧』の人気が高いことが分かります。
韓国で『桧』が人気である理由は、日本の最上級(ナンバーワン)木材であることと、木材としての特性のうち『香り』と『薬効的な面』とのことであり、用途は建築の構造材ではなく工芸品や建築では内装部材です。
最上級であるものを求めるのは虚栄心を満たすことであり、『香り』と『薬効的な面』を求めることは確固とした科学的論拠に基づくものではありません。
特に『薬効的な面』は、何となく効果がありそうだとのレベルでありしか
韓国市場での『桧』は、正しく『銘木』であり、嗜好品志向なのです。
そこの市場に供給されている『桧』が九州のものであって良いはずがありません。
そこで私は岐阜の桧の韓国進出のさきがけになればと、「伊勢神宮をはじめ日本の主だった神社の建築に用いられる桧は、岐阜・長野県を産地のものであり、この地域の桧は特別な桧である。」と、無責任なセールストークを展開したところ、間に入った商社の担当者の顔に『困惑』と書かれているように思えた次第です。

国民性の違いなのか、木材へのアプローチが面白く、彼らの発想に興味を持って話が弾みました。
話題が木材乾燥に至った時に、柱・梁など断面が大きな木材の乾燥について解説をすると彼らの反応が悪いのです。話し込んでいくうちに彼らから出たのは、「断面が大きなことで乾燥が難しいのなら、乾燥が簡単な板にスライスして乾燥してから張り合わせればよいではないか」とのニュアンスの言葉でした。
合理的に本質に踏み込む発想を面白いと思ったのは、彼らが用途に応じて木材の価値を持っていることです。構造材に求めるものと、工芸品・内装部材に求めるものを分別していることです。

自らの思い込みや価値観で市場に商品を提供してきたのが、我々木材業界ではないかと疑い、市場の拡大が商品を作り出すことの意味を考えたのです。




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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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