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手鏡に映して

先週、女川町と石巻市を訪問してきました。
ボランティア活動ではありません。自分のために出かけてきたのです。

震災から8ヵ月後に初めて訪れて以来、半年おきくらいの割合で訪問しています。
訪問するたびに、新たなことに気がつき学びます。
岐阜にいると(東京や名古屋でも同じかもしれませんが)、被災地の復興は遅いながらも進んでいるのだろうと思い込んでしまいがちですが、そんな甘いものではないと改めて理解しました。
それでも確かな『歩み』が、そこかしこに見られます。
今回、目に付いたのは『お墓』です。今までに何度か通った時には気がつかなかったのですが、墓地に新しい墓標・墓石が目立ったのです。
建物は建築制限などの法的規制が再建を阻みますが、墓は違うのでしょう。

そこで『建築制限』です。
住宅の建築に制限をかけて、住民の生活を高台に移すことは行政的発想に建った防災の視点だと思います。
過去にも津波に遭ってきた土地に暮らすという、その土地の人の意思と覚悟を止めることなどできません。
高台への移転を容易にすること、手助けをすることは必要ですが、海沿いに暮らしたい人、海沿いに建物を建て生業を立てたい人の意思を妨げることは復興の速度を遅らせるものだと思ったのです。
日本が戦争に敗れ、焼け野原から日本が経済的発展を遂げたのは、無秩序な状態があったからだと思うのです。

石巻市の中心市街地の商店街には新しい飲食店が生まれています。
岐阜で言えば玉宮町の界隈に飲食店が立ち並び始めた時の様に、シャッター店舗の間に居酒屋やバーなどが。
街が生まれたり、街が勢いを取り戻したりするのは、人の生活・営みがあってのことです。
人の生活・営みの基本要素のうちで、最もプリミティブなモノは『食』であることがわかります。

「被災地に行って何が出来るのか?」との問いには、『行くだけ』・『見るだけ』でも価値があると答えます。
行って見て、自らを手鏡に映すことで何かが変わると思うからです。



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代表取締役 中川稔之

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