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『市場飛ばし』

今日の原木市。
数年の間に人もモノも少なくなったものです。
かつて、市日には数十人の材木屋が、この土場に集まったものです。
材木屋と言っても、規模も業態も様々。
数社分規模の木材を扱うブローカーもいれば、建築業(といっても実態は大工さん)と兼業の小規模な製材所に至るまで・・・。
海千山千から、気の良い好々爺まで、いろんな人がいて面白かったのですが、今日の入札・開札まで立ち会った材木屋は数人。
事前入札まで含めても、実際に入札した業者数は20社ないでしょう。
『顔が見える』とは、トレサビリティの担保するよう信頼関係を築きやすい透明な流通を象徴する言葉ですが、今日の木材市は、買い方のお互いの『顔が見える』木材市です。
仕入れを巡って競合する者通しの顔が見れたところで・・・。

DSC04238_convert_20130423194947.jpg

土場にならぶ原木も淋しく・・・。
写真には、うず高く積まれた原木の山がありますが、今日の原木市の対象となるのは、平たく並べられた木の小口に四角い札が張られたものです。
うず高く積まれた木材は、市売りに掛けられることなく製材工場に運ばれていきます。

DSC04239_convert_20130423195042.jpg

『市場飛ばし』に近い、業界の構造改革の流れがありました。
流通経路を短くすることが横もち運賃の負担を減らすことを否定するものではありません。
製材工場が求める原木をオーダーによって予め設定された価格でジャストインタイム的に届ける『システム販売』なる仕組みは、弊社にとってもありがたいものです。
今や、一定規模以上の製材工場は『システム販売』に頼り、仕入れに掛ける時間と手間の無駄を省いています。
これにより仕入れの効率が上がったことは確かです。

DSC04240_convert_20130423195130.jpg

原木市場の役割が、山から伐り出されてきた原木の中間土場として、選別場でしかないというのは淋しい限りです。
かつて、私にとって原木市は情報収集の場でした。また、学びの場でも。
利害関係が一致するわけでもない者に、ノウハウ・飯の種をタダで教える奇特な人は滅多にいません。
それでも多くのことを教えられました。

木材市場の衰退を斜陽産業の言葉で片付けるには・・・。
かつてのような『斬った、張った』の勢いはなくとも、火を消してはいけない。新たな火を灯さねばと思ったのでした。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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