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卵かけごはん

大学生の頃、似非バックパッカーとしてヨーロッパを彷徨していた時のこと。
雑食の私ですから、異国の食べ物も大抵が何でも来いの状態でしたから食べ物に苦労したことはありません。
訪問する土地の食べ物を何でも美味しくいただきましたが、懐かしく思い出した日本の食べ物がありました。
『卵かけごはん』です。

外国では、生卵を食べることが難しかったのです。
それまでは、日本以外の国で飲食店が生の卵を客に提供することを禁じられていることを知りませんでした。
日本では衛生的な環境で生産され、物流面もレベルが高いから『卵の生食』が実現できるのだと知ったのは、異国の地での体験がキッカケです。
値段も安価でビタミンC以外の栄養素が取れると聞いていた卵は、一人暮らしの大学生の冷蔵庫のマストアイテムでした。
白いご飯にかけてよし。ラーメンに入れてよし。目玉焼きに・・・。
料理方法も多く、青春の胃袋はどれだけ助けられたことでしょう。

その卵が危機に瀕していると聞きます。
正しくは鶏卵生産者が危機に・・・なのかもしれません。
元々、薄利多売な収益構造の上にアベノミクスの影響なのか、急激な円安に輸入飼料価格が高騰したことが原因だそうです。

そもそも薄利多売な構造に原因があるのではないかと思われます。
『食の優等生』が『物価の優等生』に収まっていることに問題があったのでしょう。
卵に価値を払う感覚さえも我々にはありませんでした。

鶏卵生産者の業界団体は組織化は遅れていたことで、生産者側の意見・要望が集約されることもなかったようです。
また、生産者と販売店の商流の中に市場が介在しないことも適正な相場・価格を形成しなかった理由に挙げられるとのことです。
業界団体は圧力団体のイメージがありますし、商流を簡素化することが消費者に適正な価格の商品を提供する条件であるようにとらえられますが、現在『卵』が置かれた状況を鑑みると・・・。

安くて良いモノを大量に生産することは悲劇の始まりでもあるのだと思います。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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