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『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』

たまには木材業者らしい話題を・

最近、木材業界で最も注目を集めている話題は『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』です。
日本CLT協会なる団体が設立され、林野庁・農水省の後押しでJAS(日本農林規格)を制定される方向にあるようです。
これにより建築基準法に『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』を用いた新工法も登場することになるでしょう。
新たな木質建材、木質工法が誕生します。

『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』とは、集成材の一種です。
板を繊維方向に直行に何層かに張り合わされた建材です。
大雑把に言えば、べニアがペラッペラの薄い板を重ねたものであるのに対して、10ミリ程度の厚みの板を用いることであることで、構造的性能も耐火性能も高い建材となるものです。

ヨーロッパで開発され、10年以上前から普及・導入が進み中高層のマンション、商業施設にも採用が進み、北米(米国・カナダ)ではポストアンドビーム工法との融合により、より開放的な空間の建築にも用いられているようです。
このたび、木材自給率向上の旗振りの下、我が国でも建材のJAS(日本農林規格)制定と工法の認定による法的基準が整備されることで、普及が進むようです。

日本の木材業界の夢の一大革命のように思えます。

ところが、その建材としての単価が「鉄」・「コンクリート」並みであることに、業界内で懐疑的に受け取られていることも事実です。
また、大工などを必要としない工法が伝統技術継承の危機につながるとの声もあります。
アラさがしをすれば、まだまだ出てくるでしょう。

私は『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』肯定派です。
「鉄」・「コンクリート」などの他の工業材料と価格競争することなく、木造のシェアを増やそうとする考え自体が奢りです。
また木材相場が為替や輸入材による影響を受けることを懸念しても始まりません。
木材需要を増加させる覚悟とは、小さなサロンで木を売買することとは違うレベルのものです。
外的要因にのまれるリスクを顧みず、業界の発展に取り組まずしてリターンを得ることはありませんから。

残念ながら、私には『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』を生産する施設に投資する資金力はありません。たぶん岐阜県内の木材業者に『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』に取り組むところはないでしょう。

ただ『CLT(クロス・ラミナ・ティンバー)』に、木材需要のトップ引きを期待して、見守るばかりです。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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