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木の値段

写真は、岐阜県内の神社から伐り出された杉の大径木。
社木と言うより、『御神木』と言った方が分かりやすいでしょう。

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先日の原木市に並んでいました。
原木市ですから商品として買われるものなのですが、問題は値段。
『立派な木だから、さぞ高く買われるのだろう』と考られるのも尤もですが、残念ながら木材業界の現状は・・・。

思うようにはならないのは世の常です。
木材価格、とりわけ原木価格は下落の一途です。
木材業界の側に問題があるに限らず、社会構造の変化も一因すると思うのです。

以前は高く取り引きされた、杉の大径木も買い手が少なくなりました。
生産するのに杉の大径木が必要な木材製品の需要がない(少ない)のです。
今日、立派な木造建築物など必要とされていません。
また長引く悪い経済状況に、『御大尽』の存在がいなくなったこともあるでしょう。
生活様式・指向の変化から、本格和風・和室が激減したことも・・・。

では私が・・・、というわけにもいきません。
杉の大径木から生産するに適した建築が弊社でも殆んどありませんから。

特別な『木』に敬意を払う意味でも、経済的価値を最大限に引き出したいものです。
なるべく高価に原木が取引されるために最も必要とされる要素は、日本全体の景気が良いことだと考えます。
誰でも思いつく面白みのない意見で申し訳ありませんが、それが現実であり真実でしょう。
次には木材産業が活況を呈す状況になること。
そして多くの国民が『木』に親しむことです。それが木材利用の意義への理解を育てます。

日本の伝統的な木造建築物は、歴史的に見れば『公共建築物』であることが多いはずです。
昔は社寺仏閣の類も、政治がらみだったはずですから。
業界団体は木材利用推進に自治体を陳情に回りますが、あまり効果を感じません。
木材利用推進を本気で進めるなら、『木材利用の理念』などの能書きよりも、『神の声』のトップダウンで「大きな木でみんなのための大きな建物を作れ」の方が効果があると考えます。
転じて「岐阜の木で岐阜の市民のために岐阜のための建物を・・・」とも。

神様にしっかりと『木』を認識してもらうことが必要です。
すれば、『木』ならば何でも同じと仕様変更が認められることもないと思うのです。
岐阜で使用する岐阜の木は高くても使用する意義があることを神様が認識しないなら、その神様は悪い神様なのでしょう。

冒頭の写真の木が『しっかりとした木の値段』で取引されることは、象徴的なことであり重要です。
また、『安ければ良い』の発想が、地域を貶めることにつながることもあるのです。
ケチ臭い梅干し(しょっぱい)発注者・首長では、自らの周辺地域を連携して牽引することはできないと考えます。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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