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広葉樹神話

広葉樹は針葉樹よりも優れている』なる意識が多くの人にはあるようです。
私は全くそうは思いません。

広葉樹が圧倒的に優れている面があるとしたなら、価格の面だけでしょう。
それもコストパフォーマンスの尺度をもって見れば疑わしいものです。
また広葉樹が絶対的に劣勢であるのは、二酸化炭素の吸収量。
広葉樹は二酸化炭素の吸着源としての環境指標では針葉樹に劣ります。
このような足の引っ張り合い的な議論には意味がありません。

ところで薪ストーブには『広葉樹』を用いるべきであるという『広葉樹神話』。
日本発祥の『広葉樹神話』だと思われます。
薪ストーブの『広葉樹神話』とは、「薪ストーブには広葉樹を用いるべきである。」というまことしやかなもの。
針葉樹はストーブ・煙突を傷めることが第一の理由とされています。
松やヒノキの類はヤニが強く内部に煤などを多く付着させること、また杉は水分が多いことから薪ストーブの耐用年数が短くなるという点から、使用すべきでないというのです。
なるほど尤もらしく聞こえますが、薪ストーブの普及が進むフィンランド・スウェーデン・ノルウエーなどの北欧諸国では、広葉樹がほどんど入手できないことから専ら針葉樹を燃料としています。それも『ヤニ』の出る松の類を。
ですから針葉樹が燃料となることを前提として薪ストーブは開発されています。
確かに広葉樹と比較して針葉樹は高温になりにくいこと、燃焼が早く矢継ぎ早に供給をする必要があり手間がかかることは事実です。
入手の容易さや価格の面から考えれば、どちらに軍配を上げるかは人それぞれでしょう。

針葉樹も広葉樹も木には変わりなく、適性は時と場合にとるものです。
日本の『広葉樹神話』は広葉樹は天然林が多く、針葉樹林は人工林が多いとの考えに基づいているのかもしれません。
天然と人工の優劣を論じたり、それを論拠にすることこそ愚かです。
目的を明確にした客観的かつ合理的なな判断とは懸け離れているからです。
科学的論拠に基づいて木材を考えることが定着しない限り、木材利用の推進は進まないと考えます。




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代表取締役 中川稔之

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