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製材業の未来

業界紙の記事の写真です。
見出しにあるように、国産材製材工場は大型化が進んでいます。
全国で43の数の工場が年間原木消費量が5万立米を超えることを伝えています。
上位30社のランキングの中に岐阜県内に企業はおろか、東海地方の工場は見られません。
私が知る限り、岐阜県内に年間の原木消費量が5万立米を超える工場はないはずです。

この記事が伝える国産材製材工場の大型化とは、木材利用の潮目が変わったことを意味します。
先日ブログで記した『銘木』と対極にある、製材業界のトレンドを理解しないといけないと考えます。

木柄・木目が美しさや、木の温かみ、木の香りなどの感性・情緒に訴えることが木材利用を促進することを否定するつもりはありません。
木材利用のボリュームが最も大きいのは建築物の構造材です。この分野で国産材の使用量の拡大を図らずして全体の木材消費量は増加しません。
構造材は汎用品ですから、品質・価格・供給の安定性が求められます。
それらを実現するのは工場の大型化が必須ということです。
また汎用品に感性が入り込む余地はありません。
その分野に業界が活路を見出していることが、工場の大型化に現われています。

岐阜県内の業界も大きな市場に出ることないまま進むということで存命が可能とは思えません。
それとも銘木のような嗜好品の道を選ぶのでしょうか。

私が生まれた1964年に全国に26000の製材工場が存在したものの、2012年末には6000工場となっています。
斜陽産業が落陽産業とならぬよう、製材工場の未来を模索しチャレンジすることが使命だと考えています。


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代表取締役 中川稔之

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