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『モミの木』を知っている

クリスマスが近づいて『モミの木』のシーズンですが、弊社郡上やまと製材工場の土場から、『モミの木』が消えました。
『モミの木』はクリスマスツリーに用いられることが知られていますが、弊社では『モミの木』をパレットや木枠・梱包の材料として使用しています。
パレット・梱包の仕事を縮小したこともあり、『モミの木』を必要としなくなったのです。

昭和33年に創業した当初は、輸出用木箱の生産が弊社の主たる業務でした。
外国から安価に木材が輸入されるようになるまでは、『モミの木』が主役であったとも言えます。

大径木の割に比較的安価で、通直な木が多く、かつ柔らかく加工しやすい『モミの木』は木枠・梱包、パレットなどの材としては、もってこいでした。
後にコスト面と供給量から、外材に変わるまでは・・・。
外国産の材に需要が奪われた象徴かもしれません。
またかつては、『モミの木』が棺桶に用いられることも多かったのですが、最近ではフラッシュ構造の板で棺桶が作られることが大半です。
フラッシュ構造の板とは、木で芯になる枠を組み、その外側を木目の美しい木のシートでくるんで仕上げてあるものです。両側面の板と板との間は空洞になり、軽くて狂いも少ない上に、大量生産が可能でコストダウンもできるものです。

弊社でも、安価な輸入材が入ってきて以来、『モミの木』の使用量は減っていました。
木造住宅を国産材で、それも地元の木で建てようと弊社が舵をきって以来、パレットや木枠・梱包の材料も仕入れ先を絞り込む目的もあって外材から国産材である『モミの木』にシフトしたのです。
それ以来、私は『モミの木』をかなり扱ってきました。
原木の見立て・相場から、製材・製品としての特長に至るまで、『モミの木』を語らせたらウルサイです。
棺桶に『モミの木』を用いる理由も、私なりに持論があります。

先代が亡くなった時には、先代と付き合いのあった材木屋の方が、急遽『モミの木』の棺桶を用意してくれました。
『モミの木』の棺桶で、送るのが相応しいと。
完成品の在庫がすぐにある四国から、便を立てて送られてきた『モミの木』の棺桶。
『モミの木』で会社を興し、『モミの木』で先代を送ったことからも、弊社にとっては特別な意味のある木です。

最近では、市場に『モミの木』が出てくることも少ないのですが、積極的に仕入れる人も同じく少ないのです。
私がかなりの大口買い方(と言っても、絶対量が少ないので知れていますが)になるくらいですから。

クリスマスツリーから棺桶に至るまで、宗教的な信仰の木でもあると考えられます。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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