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材料検査

先日、某公共工事で使用する木材の納材業者による材料検査の『目合わせ』を行いました。
共通指針、基準作成ではなく、『目合わせ』です。

各社とも、JAS認定工場です。
ただし、人工乾燥や機械等級区分の認定ではなく、構造用製材の認定ですから、正確な材寸で製材する仕組みが整備されているにすぎません。
今回は岐阜県内で伐出された木を板に製材し、乾燥させてから納材することを担当するので、単なる材寸管理ではなく乾燥についての管理をそれぞれの業者が、自社基準で行うのでなく一定の水準以上に揃えようとの目的で行ったのです。

20131202_150854_convert_20131210140013.jpg

含水率と強度についての認識を統一するために、最初は含水率を測定。
一つの材を各社が持ち寄った含水率計で測定しましたが、数字は似たり寄ったりです。
1社をのぞき同じメーカーの測定器だったので、当然と言えば当然なのですが・・・。

20131202_150047_convert_20131210135854.jpg

その後、板の強度を測定できる機械・グレーディングマシンで強度を測定し、板によって強度のばらつきがあり、その分布についての認識の共通認識を持ったと思っています。

20131202_153140_convert_20131210135937.jpg

材寸と含水率の管理は、製材工場の側に責任がありますが、強度については木材自体に由来するものであり製品にして初めて判明するものであるため、管理の使用がないというのが私の意見です。
そこで高い強度のモノを確保しようとするなら、生産量を大きくし高い強度の出現を待つことになります。確率論の話です。もちろん、コストに反映される必要があります。

そもそも『強度』については、木材業者の間でも間違った認識が浸透しています。
まずは、年輪が細かい木は強度が高い。木の根元の方が強度がある。これらは全くの間違いです。
年輪の間隔と強度に相関性がないことは、実験によって立証されています。
一本の木では、根元よりも先端に近い方が強度があります。

科学的論拠をもって木材加工をすることから始めないといけないと考えます。
自身の思い込みや経験、伝承に頼るのでなく、納入仕様を実現するための方策を手立てすることが、木材加工の精神だと考えます。



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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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