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感動ドラマじゃなく

ソチ・パラリンピックを楽しみにしています。
一つにはパラリンピック・障害者スポーツ自体の醍醐味として、またもう一つは障害者に対するロシア社会のありようは如何程かとの点に注目しています。

スポーツはスピードや強さ、美しさなどを競うものです。
それに加えて、障害者スポーツは見る側に迫るものが存在します。
競技シーン以外にエピソードが紹介されることがありますが、そのエピソードが安易なドラマ性のあるものであったら、それを蹴散らす迫力が障害者スポーツには存在します。
最近のスポーツ中継では、競技自体と関係のないエピソードが添えられることが多く見られます。
障害者スポーツでは安易なエピソードが許されない緊張感があります。

ロンドンパラリンピックのアーチェリー競技。
上肢欠損の選手が足で弓を引き的に向かう姿に震えを覚えました。
的を射抜く鋭い視線、障害を理由にしない競技姿勢が人間の無限の可能性を感じさせるものであり、健常者に覚悟を迫るような緊張感自体に敬意を覚えたのです。
冬のパラリンピックでは、どのような場面が見られるのかと期待しています。

パラリンピック・障害者スポーツの醍醐味は、私の興味・覚悟が中途半端であれば見透かされるような緊張感があります。
安易なノーマライゼーションへの取り組みや安っぽい感動ドラマを蹴散らされてしまうでしょう。

自分自身の寸法を測る意味でも、ソチ・パラリンピックを見届けたいと考えています。

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代表取締役 中川稔之

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