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木造化を加速させよ

『木造建築物を建てること』は地域経済の起爆剤になります。

公共建築物等木材利用促進法の制定を受けて、岐阜県に限らず日本中で非住宅木造建築物が建てられることが増えてきました。
かつては、公共建築物等の木造化を排除しようとする流れがあったことも事実です。
また『木造は高い』なる神話も・・・。
木造化のトレンドの背景には、先の法案成立の他に『木』がエコマテリアルであるとの認識が建築家、発注者・建築主から認められるようになったことが大きいようです。
『木』への親近感・愛着に近いことが木造化の動機づけの一つとして定着しつつあります。

しかしこれでは『木』が好きな人たちだけの『木造化』に過ぎません。
特に『木』が好きではない人にも『木造化』の価値が認識されて初めて、『木造建築物』のシェアが増すものです。

まずコスト面の優位性を明確にすべきと考えます。『木造は高い』神話を否定し、葬り去ることです。
木造が高かったには、高いなりの理由があります。
『木造』を支持する人=『木』が好きな人である市場では高い木質建材が幅を利かすことになります。
木材、木質建材が嗜好品である以上、コストダウンを図る理由はありません。当然、木造は高くつくシロモノになります。

公共建築物などで使用される木材は嗜好品でなく工業製品ですから、価格・品質は管理されています。
また使用する木材の断面・長さを限定することで部材の標準化が進みます。
製品の価格・品質面の管理が容易になります。
建築計画の時点で特殊な技術や工法による建築物を採用しなければ、規格寸法外の木材を調達することでのコスト増も発生しません。

最近は工法別に工事費を比較すると『木造』のコスト優位性が高いことが知られてきています。
分かりやすく言えば、鉄やコンクリートと比べ『木』は荷重が軽いので、基礎にかかる負担が少なくなります。
過大な基礎や地盤補強の必要性が少ないことからも木造のコストが低くなることは明らかです。
またイニシャルコストの面でも木造は優れています。
鉄やコンクリートと比べ『木』は熱伝導率が低いので、躯体(構造)の断熱性が高く光熱費の削減に寄与します。

コスト面などから木造が他の工法と比べて、引けを取らないどころか優っているとは思っていましたが、滋賀県が面白いデータを発表したことで、冒頭の思いに至ったのです。
工法別に建築工事費を比較するにとどまらず、CO2排出量、地域経済への貢献度を数値化したものを発表したのです。
滋賀県が発注した県立彦根東高校特別室建築工事などの実際に建築した工事を検証したもので、建築工事費では大きな差が見られませんでしたがCO2排出量、地域経済への貢献度については、その差が顕著でした。

地域経済への貢献度とは、建設コストが県内に留まる割合を指標としています。
地元の人が地元の材料で作るのが木造ですから、当然といえば当然です。
公共工事の地域貢献・地産地消を図る意味からも木造化の意義が分かります。
そこで『木造化を加速化させよ!』なのです。

木造化の課題として指摘事項は
コスト削減には一般的に流通している規格寸法の木材を使うこととありますが、これも当然のことで、木材寸法を恣意のままに変えるのは規格外の鉄筋の形状を求める事と同じです。『木』は粘土ではありませんから。
また乾燥木材を調達するに充分な時間が必要とありますが、これも市場流通材で事足ります。
建築計画では特殊な技術や工法を用いないこととありました。
一般的な木材を用いて一般的な工法で木造建築物を建てれば、地域を活性化するとの報告だと理解しました。

岐阜は木の国、山の国ですから『木造化を加速化させる』ことで地域は元気になります。


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代表取締役 中川稔之

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