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19年前

今日は雨が降っていますが、19年前は快晴でした。少し風が強かったような・・・。
『地下鉄サリン事件』から19年ですか。

19年前の今日、自分が何をしていたのか鮮明に覚えています。
当時は、住宅の現場監督として日進町(今は日進市)の五色園という山を切り開いて造成された団地内の新築現場で、在来浴室の風呂桶(浴槽)を設置する工事の真っ最中でした。

最近ではユニットバスも進化し、ゴージャスな商品が何種類も出揃っています。
当時は、ユニットバスへの偏見もあり、お風呂にこだわる人は現場政策の在来浴室を選ばれることが多かったように思います。
日進・五色園の現場も、そうでした。
御主人は風呂にはこだわりがある土木会社の役員の方。
浴室の配置は東側。外壁から天井の半分までがハイサイドサッシと言ってガラス張り。
朝の入浴時に明るい光が入り気持ちが良いからとのことでした。
真っ白なタイルと浴槽が明るさを際立たせます。
結露対策に、当時としては珍しい浴室暖房乾燥機も設置して・・・。

こだわりの浴室の風呂桶(浴槽)を設置する工事をしている最中に、ラジオから『地下鉄サリン事件』の報道が伝えられたのですが、最初は何が起こっているのか分かりませんでした。
分からないから、不安感だけが募っていったことを覚えています。

重い陶器の風呂桶(浴槽)をタイル職人と私と後輩で狭い浴室に運び込み設置する作業です。
風呂桶(浴槽)には裏側に脚があり、その下に当たる箇所にモルタルのだんごを置き、風呂桶(浴槽)を配置して、壁との離隔、水平、高さを微調整するのです。
モルタルの効果を待って、完了です。
設置するまでの墨出し(縦・横、水平と高さの基準決め)の段取りに神経を使います。
基準墨に従い設置するまでが仕事ですから、墨出しが全てだといえます。

慣れた仕事ですから、間違えるはずはなかったのですが・・・。
高さが15ミリ違っていました。
綺麗にタイルの割り付けもすまし、壁には100角タイルをなまの大きさのままで貼るはずだったのですが、なぜか風呂桶(浴槽)の縁周りに15ミリの隙間ができてしまったのです。
15ミリ、基準墨を低く設定したことが原因です。

ラジオから断片的に伝えられる『何かとんでもない出来事』が焦燥感・不安感を募らせたせいでしょうか。
建物が完成する前に、御主人に「お風呂のタイル割り失敗しました。風呂桶を少し低く設定してしまったので・・・。」と伝たことを覚えています。
その後、「見たけど、機能的に問題ないし、そのうち慣れるやろう。」と鷹揚な回答に胸を撫で下ろしたものです。

『地下鉄サリン事件』で思い出すのは、快晴で風が強い天気と風呂桶(浴槽)設置の間違いです。
自分の過去の失敗の言い訳ではありませんが、不安感は冷静さを失わせます。
インパクトの大きな出来事は、時間の経過に関係なく当時の記憶を呼び起こします。


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代表取締役 中川稔之

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