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大洞堂の桜

この季節になると、必ず訪問する桜並木があります。
岐阜市水主町の荒田川の桜並木。
桜並木に接している、岐阜における大型た書店の草分け的存在『大洞堂本店』駐車場から桜を眺めるのが好きです。

15年前にロータリークラブに入会した私の二か月後に、大洞堂の先代社長のSさんは入会されました。
父子ほど年齢の差があるにもかかわらず、入会時期が近いこともあり、何かと目にかけていただいたものです。

知り合って2年目の春。
「花見をやるから・・・」と、Sさんに誘われ出かけたのです。
「中ちゃん、手ぶらできてよ。」と言われていたものの、車のトランクには缶ビールを1ケース。
参加メンバーや趣旨も分からないまま手探り状態で出かけると、桜並木に近い駐車場の一角にテーブルが設えられ20名ほどの参加者が既に宴会を始めていました。
「ビール、持ってきました。」という私に
「『みんなに手ぶらで』って言ってあるし、僕がもてなす会だから」と、S社長に怖い顔で断られたものでした。

実際には捻じり鉢巻きなどしていないのですが捻じり鉢巻きをしたようなS社長が、参加者の間を縫ってまわり、食事や飲み物の世話から参加者同士の会話を取り持つ、八面六臂の大活躍のイメージです。
参加社の構成は、出版物の取次会社から、自動車ディーラーの営業マン、保険の営業マン、出入り業者の担当者、店舗賃貸物件の大家さん・・・・。
参加者は誰も、S社長のファンに取り込まれていったはずです。

後日、お礼に伺い話をすると
「中ちゃん、商売で一番大切なのは仕入れ先やぞ。厳しい要求に応えてくれる人を大切にしないといかん。・・・」
花見の宴会ひとつにも哲学があるのです。
花見以外にも、いろいろと示唆に富んだ話を授けられました。
その後、何年か続けて花見によばれたものですが、S社長が体調を崩されてからは花見が存続されることはありませんでした。

Sさんが亡くなってからは、桜の花を見るためにひとり訪れるようになりました。
昨日は大洞堂の桜を、あの楽しく嬉しい花見の宴会の思い出とともに、『同期のサクラ』のSさんを偲んで来たのです。

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代表取締役 中川稔之

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