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松本城へ行ってきました

今日も松本ネタです。

国宝・松本城は松本観光のマストでしょう。
今までは立派な建物だとか、美しい建物だとかとの観点で見ていました。
先日、同じく国宝の犬山城を訪れる機会を持ったこともあり、比較してみると気になったことがいくつか。

1398625029773_convert_20140428205558.jpg

ところで、国宝に指定されている城は、犬山城と松本城の他には姫路城、彦根城。
わずか4つです。
大阪城や名古屋城など、有名でかつ壮大ではありますが、これらは復元によるものであり国宝ではありません。
鉄骨造か鉄筋コンクリート造です。ちなみに岐阜城も鉄筋コンクリート造です。
国宝の城には価値があるのです。

犬山城では木曾ヒノキが多く用いられていると聞きましたし、実際に確認したものです。
構造的に荷重を支えるところで雨が掛かりそうなところの外部に面したところでは、樹種不明の広葉樹・堅木があり、樹種が何かが気になって仕方がなかったのですが・・・。
松本城の内部にある建物の解説を読んで驚きました。

017_convert_20140428205630.jpg

モミ・ツガ・アスヒの名前はありますが、ヒノキで見当たりません。
自ら確認したわけではありませんから、(確認のしようもないのですが)松本城の構造材にはヒノキが殆んど使われていないと考えられます。
ヒノキは、構造的な点でも腐朽しにくい点でも日本において最も優れた木材です。
世界最古の木造建築物である法隆寺などの飛鳥建築の時代でも、ヒノキは重用されています。

考えられるのは、樹種固有の機能面の重要性よりも、寺などよりもはるかに大きな建築物である城では、入手可能な巨木であること、構造材としての材寸が最も優先されたのではないかと。
それにしても木曽を地元に抱える信州・長野県なのに・・・。

早速、旧知の木曽の材木屋に問い合わせると、
「信州や長野県などというのは、後の時代にできた行政区分であり、木曾川を遡る方が難しい・・・・。」と一笑に付され、
「そもそも大きな木が存在した時代、木が豊富に存在した時代は少なかった。」と。
今日的視点で考えた私が間違いです。

松本城を訪問して、木材の時代考証をするなど極めて材木屋らしい一日でした。

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