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電気を作って、売る。

バイオマス発電の一番の魅力は『電気を作って、売る』ことだと考えます。
材木屋らしからぬ意見で、ゴメンナサイ。

2015年、日本中のバイオマス発電所が本格稼働した時に、木材業界の最上流にある『原木』の市況は一変すると言われています。
そのための対策を弊社も模索しているのですが、的確な予測は不可能です。
燃料として買われる木材価格が高く設定されることで、本来建築用材とされるべき原木が燃料チップに回されます。
良材も破砕され燃やされることをもったいないと考えるなら、建築用材の原木は更に高い価格で取引されるべきです。
それを生産者(製材業者)、消費者(建築会社、エンドユーザー)が支える社会になっていないのが現状です。
キレイごとの自然志向や環境論でなく、経済観念を伴うならば木材製品価格は高く設定されなければいけないのです。

バイオマス発電の稼働によって、山からの伐出量が増加することで山が荒廃するとも考えられています。
至る所にハゲ山が生むほど、斜陽産業に潤沢な労働力があるはずもなく、山の荒廃については杞憂に終わるでしょう。
日本の山は所有者も土地の形も複雑で、手を入れることが簡単ではないので、予定調和的結末で、ハゲ山と手が入らないままの放置林が混在しながらも一定量の木材利用量の増加となると予測します。
ですから国土、森林保全についての影響よりも、木材産業に与える影響の方が大きいのです。

しかし考えてみれば、明治時代に発電所ができる以前には木材の最大の用途は燃料だったわけですから江戸時代に戻っただけのことだとも言えます。
木材が建築物や家具などの形あるものとして利用されることが望ましいというのも、後付けの論理なわけで大袈裟に言えば『じゃんじゃん木を燃やして、電気を作って売る』なる選択肢にも道理があります。

とは言え、我々の業界へのインパクト、影響は大きいことも事実です。
既存の概念、価値観を検証することが、とうぶん続きそうです。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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