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ああ、朴葉寿司

今日は下呂の原木市場へ・・・。
極めて材木屋らしい毎日です。

原木市場に出入りする材木屋には様々なスタイルがあります。
製剤業者でも弊社のような主に自社建築用の汎用性の高い製材工場から特定製品のみを製材する業者に至るまで・・・。
また、購入した木材を他の市場に持ち込むブローカーから特定の製材工場向けの木材を買い集めるケースまで・・・。
求める樹種や長さ・大きさ等の棲み分けが明確にあるわけではないので、利害関係が相反することも多いのですが、狭い業界ですからお互いの利益を守りながら市売りは進行します。

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今日は、市売りの開市前に『朴葉寿司』をネタに盛り上がりました。
材木市場では、昼食に弁当が用意されることが多いのです。
今日の弁当は『朴葉寿司』。真っ盛り、旬ですから・・・。
『朴葉寿司』を知らない人はいないでしょうから説明はしません。

開市を前に、『朴葉寿司』の葉が新葉・若葉だから香りが良いことを地元の方が話すと、
別の人が、「最近では保健所が熱湯で朴葉を消毒するように指導する。」と言ったところから、ヒートアップしたのです。
「熱湯で消毒したら、それはもう『朴葉寿司』じゃないだろう。」、「『朴葉寿司』は朴(ホウ)の葉に殺菌作用があるから保存食として伝えられている。」、「熱湯を通すと香りが無くなる。」に至る機能性についての議論から、「どこどこの地域では朴(ホウ)の葉一枚の単価の相場が高い。」、「食品会社は葉の大きさと色について受け入れ基準が厳しい。」という朴(ホウ)の葉の流通について。
果ては『朴葉寿司』の価値とは何ぞや的な本質的な議論。
『朴葉寿司』は食べるときは一瞬だが、山に入り朴(ホウ)の葉を集める苦労と一枚一枚手洗いして寿司を包むこと。
そして数枚ばかりを作っても価値がないので、大量に作る手間が大変であることから、『朴葉寿司』の価値とは愛情でありもてなしの心であると・・・。
野蛮な材木屋らしからぬ心温まる話に帰結した次第です。

岐阜県内の様々な地域で見られますが、そのスタイルには若干の違いがあるように思います。
飛騨川流域や東濃の辺りでは、写真に見られるよう奈良県の柿の葉寿司と同じように包み込むスタイルが多いようです。
中にはフンワリと包むケースも見られますし、時には朴(ホウ)の葉を両手で挟んで叩いてから寿司を乗せて食べるよう勧められたこともあります。
私のお気に入りは、朴(ホウ)の葉を二つ折りにしたところに寿司を乗せ、桶の下から何層にも『朴葉寿司』を積み上げていき数時間以上経ってから食べるのが好きです。
葉をめくっても自立するほど押し寿司のように固くなっていて、朴(ホウ)の香りが寿司に移ったものが。

山の恵み、森の恵みをいただくとは、手間のかかることだけは間違いありませんが、それによって満たされる気持ちは変えがたいものでもあります。


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代表取締役 中川稔之

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