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逆説

中学生の頃、たしか二年の夏休みだったと思います。
書店で織田作之助の『青春の逆説』なる小説の文庫本を手にしたことが大きな転機となりました。
タイトルに魅かれて読み始めたのですが、昭和初期の戦争に突入する前の浮かれた世相と風俗が描かれた小説は中学生が背伸びをしても理解できないものでしたが、『逆説』の言葉の意味を肌身で知る機会となったことは確かです。
また、『無常』についても・・・。
『青春の逆説』は、後の私が明るい少年からは、程遠い読書遍歴を送るキッカケとなったのです。
とりわけ『逆説』を最初は辞書で引いて意味を理解しようとしたのですが、『一見矛盾しているが核心をついている』と言う意味を言葉で理解しても分からなかったことが読み進んで行くうちに理解できたことを覚えています。
ちなみに、その夏休みに中学校で進められた『十五少年漂流記』を読破した時に爽快感を感じたのですが、爽快感を感じることに騙されているような違和感を覚えたものです。
『青春の逆説』は、私の心をゆがめるほどのインパクトがあった小説です。

憲法九条を守り抜くことが平和を維持することであるとは『正論』です。
東西冷戦、米国とソ連の二極化の国際情勢下では、間違いなくそれで良かったと考えます。

『戦争をしないために軍備を整える。』とは、逆説的平和維持だと考えます。
しかし今日まで日本は米国に対して、か弱さを装った妾的従属を安全保障戦略としてきました。
このたびの『集団的自衛権』の解釈変更も、米国の要請によるものでしょう。
ただ米国に対しては説明が不要でも、近隣諸国にはアプローチが必要だと考えます。
好き嫌いでなく中韓両国とは緊密に連絡を取り合うことです。
地政学的に見ると米国本土を攻撃する国はないでしょうし、戦場になることはないでしょう。
日本は違います。簡単にミサイルが飛んできますし、戦場にもなります。
『ソフトリー スピーキング。キャリー ア ビッグ スティック』の世界です。
クリミア半島から中東に至るまで、世界大戦の発火点となりかねない状況の今日、織田作之助が人気小説家だった第二次大戦が起こるまえの昭和初期ではないでしょうが、『逆説』・『腹芸』の真理が平和主義であらねばならないと考えます。

幼稚な好戦家のさじ加減を見誤らないように。

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