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青の都

会えば仕事の話もソコソコに中東情勢からヨーロッパ、中東の辺境の話題に時間も忘れ盛り上がる建材メーカーの営業のS君。
彼は私より10歳ほど年下なのですが、前職でシリア滞在歴があることもあり、彼から中東、イスラムについての情報を得ることは楽しみでした。
このたび彼が、転職するとのことで、次の仕事が始まるまでの期間を利用してウズベキスタンに旅に出るとのこと。
早速、SNSで伝えられるレポートに何故だか焦りを感じるのです。

ウズベキスタンに憧れを初めて抱いたのは高校一年生の地理の授業。
旧ソ連の内陸には豊富な流量を誇るアムダリア川とシルダリア川なる二大河川が流れ込むアラル海という大きな湖があり、湖周辺はオアシス地帯さながら牧草地帯になっている。
その豊富な水を利用したカラクルム運河を建設し、大規模な灌漑事業を行い内陸の砂漠を更に豊かな農業地帯に変えると同時に、運河網をめぐらせ水運を発達させることで物資の流通を盛んにする国をあげた大々的な事業が行なわれたとの話を聞いて、知識習得先行になりがちな地理の授業が壮大なロマン在るモノに変わった時でした。

すると単純な15歳の私は、ソ連の農業政策や地誌への興味だけでなく、中央アジアの歴史や文化にも興味が広がったものでした。
共産主義国家・ソビエト連邦においてのイスラム文化とは?
東西交易の十字路であった青の都・サマルカンドなどは、どんなところなのだろうか?・・・
地理の授業をキッカケに世界史にも前のめりになりましたし、大学に進んでからは『何でも見てやろう』とバックパッカーの真似事にまで発展したものです。
少年の興味をかきたてる地理の授業を展開した、当時は広島大学を卒業したてのM先生には感謝するばかりです。
と言っても、社会科だけが得点源という典型的な私立文系型受験生になってしまったことも事実ですが。

なお、壮大なカラクルム運河の計画がアラル海を壊滅させた『大失敗』の言葉で片付けられないほどの、地球規模の環境破壊であったという事実を大学入学後に知るのですが、それを冷静に受け止められたのも『地理』の科目の政策論や地誌の知識だけでなく、世界史も学んだことで史実を多面的に見ることを習得していたからでしょう。

ウズベキスタン、サマルカンドに憧れてから、30有余年。
未だ彼の地を訪問できていません。
中央アジアだけでなく、タッシリ・ナジェール(アルジェリア南部のサハラ砂漠に忽然と存在する壁画)や今やメジャーなマチュピチュも同様。

待ってろ、世界!

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代表取締役 中川稔之

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