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日々是決戦

『日々是決戦』の文字が貼られた代々木ゼミナールの教室で模擬試験を受けたことがあります。
私は河合塾に通っていましたから代々木ゼミナールを訪れたのは、代々木ゼミナール主催の模擬試験を受験した時のみでした。
根が不真面目なので夏期講習の単科ゼミだけ代々木ゼミナールも・・・などの発想はなかったのです。

代々木ゼミナールが全国に27カ所ある校舎を7カ所に減らすことを発表しました。
かつては予備校業界でも最も多くの生徒数を誇るマンモス予備校でしたが、時代とともに需要(受験生の数・ニーズ)の変化についていけなかったと言われています。
他に示されたリストラ案としては早期退職者の募集と全国模試や共通一次(古い?)・センター試験の自己採点集計・合否判定を行なわないことがあります。
校舎(事業所)を一気に削減するのですから、人も整理するでしょう。
全国規模の予備校が模試やセンター試験の集計などを開催するのは、生徒を確保するための手段であり、それ自体に収益性はありませんから中止されるのも当然です。

報道の文脈にニーズの読み間違えによる経営不振を伝えようとしていますが、私の見立ては違います。
私立文系を重視したカリキュラムが理系ブームに・・・と言われますが、データをもって解説する人はいません。
また代々木ゼミナールの資産や不動産の契約について詳らかにされてもいません。
もともと代々木ゼミナールには『教育』や『文化』を事業としていませんから、予備校ビジネスにも執着がないと思います。
ネット配信や理系授業に注力することには、ビジネスとしての旨みがないと判断しているのでしょう。
職員生徒にはマイナスである大規模なリストラ案を提示した手前、「ニーズの変化に対応しきれなかった・・・」と殊勝な言葉を選ぶのも当然です。

『土地信託方式』なる言葉を私が初めて耳にしたのは予備校生の時、予備校関係者から聞いた「代ゼミは少子化に備えて、自前で土地・建物を所有することなく『土地信託方式』を採用している。最近建てた校舎はビジネスホテルに転用した場合のシュミレーションンの建築図面もある。・・・」噂話です。
予備校と言えば、ターミナル駅前の一等地のビルで行うリスクの高いビジネスです。
30年近く前から、少子化の今日を想定していたと思います。

『日々是決戦』と並び、代々木ゼミナールの壁には『親身の指導』なる言葉が貼られていました。
予備校は年間授業料のほか、夏期講習などの季節授業料、単科ゼミ、テキスト代の他細かにオプション料金が設定されています。
とりわけ代々木ゼミナールはオプション設定が細部に渡っていたので、予備校生だった我々は「代々木『銭なーる』の親身の『集金』」と呼んだものです。

親身の『集金』の代々木『銭なーる』ですから、『日々是決戦』の厳しいビジネスの波を強かに泳ぎ切ると私は見立てています。
代々木ゼミナールは、大学受験よりも奥深いビジネスの大海を渡る術を『日々是決戦』の言葉に提示していたのかもしれません。

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