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『ストック活用』と『スクラップ・アンド・ビルド』

『ストック活用』や『空き家抑制』のために中古市場を整備すると言えば聞こえは良いのですが、果たして意味があるのかというのが、最近の私の意見です。

住宅業界では、上記の理由からも住宅の長寿命化を図るリフォームのトレンドが生まれています。
具体的には、耐震化であり省エネ化です。
古い住宅を解体して処分するのでなく、耐震性や省エネ性を進めて大切に長く住むことは、それ自体美徳ですから否定するものではありません。
国の政策として推進されることに疑問を持つのです。

日本の住宅は量的には足りているので、そのストックを活用することが合理的であり、そのためには中古住宅が流通する市場を整備しようとするものです。
質的向上として耐震性・省エネ性を高めること。
それを可視化、担保するために第三者機関によるインスペクション(住宅診断)制度を設けること。
中古住宅についての優遇税制と中古住宅用の金融商品(住宅ローン)の資金の問題。
これらを国が整備しようと言うものです。

住宅屋である私もナルホドと思っていました。
最近、少し疑問に思うのは、この『ストック活用』や『空き家抑制』の発想の住宅施策に偏っているのではないかと思うのです。

空き家は、自力で改修される住宅についてばかりではありません。放置される物件も散見されます。
ですから、住宅の解体処分を奨励する策があっても良いと。
居住されていない住宅を解体処分する場合の費用負担と解体後の固定資産税の減免などの策によって、利用されない狭小地の住宅が解体処分されることで、再開発も進みやすくなります。
その後に、新しく長寿命化・省エネ化が図られた住宅が新築される場合もあるでしょうし、新たな一団の土地が生まれることで別の利用方法も出現するでしょう。
なにより、日本の住宅をはじめとする建設・建築物は『スクラップ・アンド・ビルド』を前提とした歴史の産物ですから、心情的なところはさておき、建築物として長期利用に値するものが少ないことも事実です。

『ストック活用型』に固執することなく、『スクラップ・アンド・ビルド』の施策も必要だと考えます。

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代表取締役 中川稔之

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