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集成材

今日は集成材の話です。

「集成材が変形しにくい(狂いにくい)のは乾燥しているから」という説明では木材のプロの解答としては合格点に達しません。
「変形しにくい部材(要素)を作り、変形を抑制する加工方法が採られているからです。
乾燥は変形しにくい部材の一要因に過ぎません。変形しにくい部材は断面が小さい。それにより容易に乾燥し含水率も均等になることで変形は起こりにくくなる。また大節や木材繊維の流れが乱れた部分は除去され変形の可能性の芽は摘まれます。
変形を抑制する加工方法とは接着です。接着層が大きいほど変形は抑制されます。断面が長方形の部材同士を接着する場合、短辺同士を接着した場合と長辺同士を接着した場合では長辺の方が変形は少ない。

「集成材はムク材よりも強度が高い。」という表現も正しくはありません。なぜならJASには造作用集成材の強度性能が規定されていないのですから、強いも弱いも基準がないのです。
「集成材は端材の寄せ集め」と言うのも間違いです。ムダなく小さな部材を利用することで、端材の寄せ集めと捕らえられるのでしょうが、強度評価された原材料から集成材は生産されます。

集成材に偏見を持つのは日本人的思考です。
木材産業を環境産業と考えるヨーロッパでは、効率の良い木材利用と木材使用量拡大のために木材を集成材に加工することは高く評価されています。

間違った知識・思い込みを排除して、費用・機能・意匠などのバランスを鑑み、適材適所に木材は利用されるべきです。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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