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津波と木造住宅

東日本大震災から一ヶ月以上経過しました。
先の見えない原発事故の収束、多くの行方不明者、そして余震・・・。

私の仕事と関係するところでは、津波で木造住宅が流されていく映像がテレビで頻繁に放映されたことで木造住宅が自然災害に弱いというイメージの刷り込みが生まれたのではないかという論調の記事が業界紙にありました。

確かに阪神大震災の時には被害の詳細な調査結果も出ないうちから、「ハウスメーカーのプレファブ住宅は大地震にも残り、一方木造住宅は地震に弱かった」という報道があり、木造住宅業界に大きなアゲンストの風が吹いたことがありました。
しかし今回の震災。早い段階から耐震性や対防災性の自社・自己の優位をPRする行為は見られません。災害を営業的に利用することを慎む風潮が形成されたのか、あおれとも余りに甚大な被害に・・・。

住宅(に限らず建築全般に言えることですが)には機能・意匠・構造の要素から成り立ちます。
耐震性や対防災性が劣る事は、その構造への信頼の根幹を揺るがすことです。
災害に弱いという木造住宅のイメージ。丁寧に説明をすれば誤解だと分かってもらえたとしても、心理的にマイナスに働くことはないか。自社、自分は対面でしっかりと説明するから良いというものでなく、木造住宅業界全体の問題です。

耐震性が高いことは木造住宅として当然のこと。
倒壊することがない住宅を建設することは木造住宅に携わる人間としての務めです。
しかし津波被害は建築の問題でなく都市計画の範疇だと考えます。

かつてドラマ『岸辺のアルバム』が描き出したように、住宅は物としての家であり、家族の絆は心の家。
『木の家』が家族の心をつなぐ役割の一助を果たせたならば充分だとも思います。



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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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