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合板の話

『アンチ合板思想』なるものが木材業界や木造住宅業界にはあります。そして消費者にも。

私は御都合現実主義者なので・・・。
合板を避けて通る理由は無いと考えますし、合板のメリットも認めています。

合板が嫌われる理由をいくつか挙げてみましょう。
薄い単板を張り合わせたものであり一枚の木(板)ではない事。
接着剤を使用して生産された木材製品であること。
安い木から生産された商品で量産が可能だからの価値が認めることができない。
東南アジアなどの原生林を乱開発した木材から生産されている。
接着剤には有害な化学物質が多く含まれている。・・・。
事実も誤解もあります。

あまり知られていないことですが、合板の技術は紀元前3500年の中国ではすでに存在していて、紀元前1500年頃の古代エジプト遺跡の出土品からは多数の「合板技術」を用いた調度品が見つかっています。
ここで言う「合板技術」とは、薄い木材の板を接着剤で貼り合せて厚い板を形成することです。

日本では、7世紀頃に竹と木材を貼り合せて弓を作るようになったのが「合板技術」の始まりとされています。
接着剤で木を貼り合せて、強度と材寸の確保、安定性を得ることは古くから存在する技術なのです。

近年、合成樹脂接着剤の普及により合板の性能や技術が向上しましたが、同時に大量生産された合板の大量消費による資源の無駄な利用や人体に有害な製品を生み出してきたことも事実です。

しかし合板なる商品の存在によって、利用されにくい原木丸太が有効活用されるメリットは非常に大きい。
私は、合板を使います。ひとつには、現在ある技術を避けるだけの合理的理由がないからです。また、滞ることなく原木供給がされるのは、合板需要が価格の下支えをしているからです。
プラスの側面を評価すれば『アンチ合板』思想は生まれないと思うのですが・・・。






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代表取締役 中川稔之

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