スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

木材含水率計

業界紙に透過型の中性子含水率計が開発されたニュースが載っていました。

木材の乾燥については、専門家と言われる研究者に負けないと自負しています。
木材の乾燥を語る上では、木材含水率計についての問題が大きく存在します。

現在、世の中に存在する木材含水率計の多くは『マガイモノ』です。
公的認定を受けているものですら、信用性が高いものは少ない。
なぜなら木材含水率計の多くは表面部分の含水率を測定しているに過ぎないからです。

断面が小さい板のような木材ならば、上記のものでも正しい数値が計測できます。
しかし木材には含水率傾斜が存在し、外周部分と材芯部分では含水率が異なります。
ですから構造材のような断面が大きい木材の材芯部分の含水率を計測できることが木材含水率計には求められます。また測定が困難な材芯部分は含水率が高いのです。

低効率を利用して測定する方式のものは信用性に欠ける。測定器を押し当てる強さ加減で数値が変わるのですから。高性能なものでも表面から40ミリ程度の含水率しか測定できないというのが事実です。

それが認定品とされてきたのには理由が考えられます。
まず、木材を乾燥さえる技術の確立が困難であると同様に含水率測定も困難であったこと。
そして業界が正しい数値が測定されることを望まないことも挙げられます。

今回の新聞記事にある中性子を利用した含水率計。価格は700~800万円とのこと。
電気抵抗式のハンディータイプのものは10万円を切ります。
正しい数値が測定されねば、いくら安くても価値はないと思うのですが・・・。

弊社が使用しているのは静電容量方式を利用した含水率計です。
開発者の『マガイモノ』とは一線を画した存在にしたいとの意向から、公的認定は受けていません。
ですから弊社では、製品を出荷する際に二種類の含水率計で測定をするのですが、実際に数値のバラツキがあります。
静電容量方式を利用した含水率計は中性子タイプのような高額ではありませんが、普及していません。
正しい数値を見たくない業界人が多いのです。
しかし今後は公的認定も視野に入れて取り組んでいく必要があると考えます。

DSC02799_convert_20110811113302.jpg


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

jdforest

Author:jdforest
本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。