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シーズン イン ザ 『木』

昨日は秋分の日。彼岸というのに原木市が開催されました。
郡上木材センターの原木市は入札方式なので、前日に下見を済ませ、決めた金額を札に書いておくこともできるのですが、どうしても一定量を確保したかったので立ち会いました。

空は秋晴れ、連休の初日。長良川に沿って郡上へ向かっていると、そのまま気分良くひるがの高原あたりまで車を走らせてしまいそうなくらいの行楽日和に『原木市』。

DSC02960_convert_20110924160232.jpg

例年ならば、お盆を過ぎると山から原木が出てくるのですが今年は状況が少し違います。
22日現在、弊社やまと工場の土場にも原木丸太が少なく、杉・長さ4M・末口直径20センチから30センチの原木に至っては一本もありません。
最も必要とするサイズの丸太にもかかわらず・・・。
最大の要因は出材量の絶対数が少ないこと。切り捨て間伐が補助の対象から外れたからだと言われますが、現場と現実に適合しない正論は実務の阻害要因となることの表れです。

郡上の杉は並材にしては高い。
銘木やブランド材ではないが、『良質な並材』です。『良質な並材』などという矛盾した表現の言葉も郡上の杉を扱う業界の人ならば理解してもらえるのでは・・・。

さて、原木市の開札が始まると自分の見立て金額と落札金額にかなりの開きがあることがわかり、今日の相場に合わせた金額に書き換えて入札をし、何とか必要量を確保した次第。
それどころか、予定以上に落札してしまったのですが・・・。
無いよりはマシ。ブローカーじゃないので製材する原木があって、はじめて製材をすることができる製造業。
原木丸太を持たない製材屋ほど惨めなものはない。

DSC02961_convert_20110924160409.jpg



全ての開札が終わって、原木市場の土場に出て一人で反省会。
「あと500円(立米あたり)高い札をいれたら、コレを落札できた・・・。」、「明らかな欠点材を○○社が落札した意図は何だろう?」、「落札したけれど、コレは落札金額に見合う価値はなかった。(失敗した)」・・・。
私の考えは、『評価額=適正価格ではない。正しい金額とは落札金額である。落札者が落札金額に見合う価値になるよう生産し、利益を生むことが木材の価値を高めるものである。』です。

今後の相場の動向や紀伊半島の豪雨による業界への影響について頭の中で駆け巡らせながら、原木丸太が積まれた土場にいると周囲の山の緑が目に飛び込んできました。

DSC02963_convert_20110924160527.jpg

美しい緑の山も、3ヶ月も経てば雪の季節。山の仕事は実働日数が少ない。
短いシーズンの真っ只中にいるのだと、改めて理解した次第です。
ゆっくりはやく、なんか儚いな~。

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出しにくい

市場には出しにくい。安いので。
大きな現場(一か所で数百立米以上)では、選別して持っていきます。今年に限り運賃補助がでるので、4m材はほとんど加子母に持っていきます。
市場手数料、これは出す方にとってかなりネック。はい積み料も含めると15%ほど。
どのような材が必要か今度ぜひ。
山から直送で。

Re: 出しにくい

直送は森林組合とはやっています。
製材業者である我々も手数料は同様に負担を感じますが、市場を通すのは、市場のメリットがあるからです。
直送と市売りのバランスを取りながらやっていますが・・・。
一度、打ち合わせしましょう。

中川

> 市場には出しにくい。安いので。
> 大きな現場(一か所で数百立米以上)では、選別して持っていきます。今年に限り運賃補助がでるので、4m材はほとんど加子母に持っていきます。
> 市場手数料、これは出す方にとってかなりネック。はい積み料も含めると15%ほど。
> どのような材が必要か今度ぜひ。
> 山から直送で。
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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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