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森の合板工場を訪問して

中津川市加子母にある日本発の内陸型にして、オール国産材による合板工場・『森の合板協同組合』が本格稼動して早くも八ヶ月が過ぎました。
岐阜県の『ヒノキ合板活用製品開発事業』に応募した弊社の提案が採択されたことで、『ヒノキ合板』の生産工場である『森の合板協同組合』を訪問してきました。

自然住宅志向の人の中にはアンチ合板思考の方が存在します。
ご都合主義者の私は合板も許容します。
合板なくして木材需要・利用量の拡大はありえないですし、木材製品としての合板の優れた面も素直に認めるからです。

合板についてのネガティブなイメージは、自然派の人の場合はラワン合板生産のための森林の乱開発や、合板に使用する接着剤には人体に有害な物質を含まれていることに由来すると思います。
また高度経済成長期に大量生産された粗悪品や、経年劣化で張り合わせた面が剥がれる安物の印象を持つ人もいるでしょう。
現在では改良も進んだことと、製品としての優位性を客観的に評価すれば差し引きプラスだと私は考えます。

合板のメリットは、なにより一枚で広い面積が得られることだと考えます。広い面積にもかかわらず寸法安定性が高く伸び縮み・反りが少ない。
薄い板を繊維方向ごとに直交させて重ね合わせて作られることから面としての強度が担保されます。
無垢の板では得られない機能が合板にはあります。

木材業者の視点から見れば、低質材までも許容して原木使用量が多いことに加え、製品歩留まりが60%を超える無駄の無い木材利用が出来るのは合板くらいでしょう。

弊社の提案書には、『合板の特徴である寸法安定性を最大限に生かした製品開発が需要拡大につながる』との一文を入れました。
『森の合板協同組合』を訪問して工場長と面談した際に、「『合板は木材由来の最も精度が高い工業製品である』と言う認識に間違いはないか?」と尋ねると
即座に返ってきた答えが
「それは違います。合板は工業製品ではありません。JAS・日本農林規格によるものは工業製品ではありません。工業規格であるJISにより管理されるものが工業製品です。JISは厳しい基準によるのはパーティクルボードなどです。」

10年近く前、九州にある合板工場を見学して以来の合板工場。
当時の合板工場と最新合板工場では全く印象が違います。
とにかく工場内がキレイ。
またファクトリーオートメーションが進み、人が少ない。
張り合わされる単板の一枚一枚まで全数測定・写真撮影されデータとして保存されている木工機械の進歩を驚きました。

今回は見学に訪問したのでなく事業の打ち合わせが主目的だったのですが、製品のことよりも工場に関心が・・・。
『岐阜は木の国、山の国』を牽引する工場の誕生を頼もしく思ったのでした。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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