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吉野について

吉野を初めて訪れたのは新潟中越地震の前日でしたから、遡ること7年前。
吉野の原木市場の丸太や500年生の人工林を見て、岐阜との違う立派さに感心したことを覚えています。

また吉野の街を車の中から眺めていて気が付いたのは、銀行や証券会社の支店が多いことでした。
それも本店所在地が近畿地方ではない地方銀行や小さな証券会社のそれです。

岐阜の木材関係者と行動している間は疑問のままでしたが、吉野が地元の木材業者に先の疑問をぶつけたところ返ってきたのが
「吉野は林業の町じゃなく、金融の町ですから・・・。」、「もちろん林業の町ですよ。しかし戦後に農地解放で大地主が土地を取り上げられたのに対して、山林は解放されなかったので山林所有者は復興需要も相まって、資産を形成したのです。入ってきた大金を寝かせておく金持ちはいません。吉野が金融の町になったのは当然でしょう。」との言葉です。

「『吉野ダラー』って、聞いた事ありません?」
言われてみれば記憶にあります。
仕手筋を林業家が動かした時代が過去にはあったのです。

また、「手形発祥の地は吉野です。」とも教えてもらいました。

彼の言葉で最も印象に残っているのは、「同級生が証券会社などの金融機関に進んだ割合の高さが間違いなく高いと思う。」と・・・。

株の話で思い出すのは吉野のことであり、吉野といえば金融というのが私の頭の中にはあります。
林業や木材で手にした資金を背景に金融市場を動かすような時代が来ることはないでしょう。
しかし木材産業が経済的に豊かであることを次の世代に示すことなく、夢を語ることは霞を食べて生きるようなものだと思います。

林業でなく金融を選んだ人が多いことが意味することは何かと、明確な答が出ないのにいつまでも考えてしまいます。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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