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火災実験

テレビのニュース(別の局のニュース)でも取り上げられましたから、触れないわけにはいかないでしょう。
22日に茨城県つくば市で行なわれた木造3階建て校舎の実大火災実験のことです。
公共建築物等木材利用促進法の制定を受けて、現行の建築基準法では3階建ての木造校舎を建てるのは、ほぼ不可能な状況にあります。
今回の実験は規制の緩和につなげることを目的とし、実際の木造校舎が火災にあった時の様子を検証するためのものです。

出火わずか2分で、フラッシュバックのような小さな爆発が起き、火の手は3階まで一気に到達。
延焼から2時間で全部焼け落ちてしまいました。
日ごろ、木材業界人は『木材は火に強い。表面は燃えて炭化しても中心部分まで燃え尽きることは少ない。』などと宣っていますが、この実験を前に何と説明するのやら。
公共建築物への木材利用が進むことで林業振興寄与することを目論んでのことでしょうが、この実験が一般の人にはどんな印象を与えたでしょうか?

『実験の事業費・3億円が、もったいない。』、『木造校舎は火に弱い。』、『近隣への延焼の危険性が大きい。』・・・。
このような印象を持った人が多いのが正直なところでしょう。

木造校舎は、軸組み構造と枠組み工法のハイブリッドな構造。
軸組みは唐松の大断面集製材に燃えしろ設計、鋼板挿入型のラーメン構造、枠組みとは所謂ツーバイフォー工法です。

この実験、この設計は失敗だと思います。
『普通の』一級建築士なら誰でも校舎を設計できることの方が社会的な要請があるはずです。
『普通の』とは、木材や耐火建築物について特別な知識を持つのでないことを指します。

木材は特別な建築材料ではないのです。他の建材と同様、欠点もあれば長所もある。
校舎を建築する場合は木造とすることとし、ただし2階建てまで、そして避難路の確保を厳しく求める。
立地条件からRCとする場合は内装木質化を義務付けることが現実的でしょう。

木は木です。鉄やコンクリートではありません。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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