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亀山の車中で考えたこと

昨日、鳥羽への往復には亀山を通過しました。
『世界の亀山モデル』が生まれた地です。
かつて、シャープの設備投資・雇用が三重県経済の勢いを牽引していたことは事実です。
帰りの車中、これから先の亀山はどうなるのだろう?こうなったのはなぜだろう?と。暮れなずむ街を見ていました。

シャープについての報道を見ていると、経営危機に瀕しているシャープが台湾企業の鴻海グループと提携どころか安く買い叩かれて買収されるのではないかと思います。
どうして、日本国内の金融機関や他の企業が救済しないのだろうかとも・・・。

先ごろ、金融機関が大規模な工場と本社ビルに担保設定をしたとの報道がありましたから、鴻海グループに躊躇させている間に日本の家電メーカーについて大きな地殻変動が生まれるのではないかと期待しています。

シャープの失敗は、液晶テレビの成功によって規模を求めるメーカーに転じたことにあると、よく言われます。
かつて、シャープの商品のイメージは、『安い・変わったアイデアが散りばめられている・(大手メーカーに比べて)壊れやすい・先進性がある・・・』。
相撲で言えば、ソコソコの技巧派の小結タイプ。ソコソコとは、ワザのデパートほどではないレベルです。
それが液晶テレビの成功で、柄にもなく横綱張りの設備投資を重ねることになり・・・。

慣れてなかったのでしょう。
業界トップに長くいたならば、政・官と連携を深くし市場原理を自らの都合の良いルールに引き込む策もあったでしょうに・・・。
地上デジタル化とエコポイントで古いテレビからの買い替えが一巡した後には、液晶テレビ市場は一気に縮小したのですから。
その時点で液晶パネルのコスト競争の優劣は明らかになり、また中国・韓国企業は液晶から有機ELにシフトしていたと言うじゃないですか。
手引きがないままのシャープは、道を誤ったのです。

国としてシャープ、家電業界を救うのが正しいと考えます。
円高や為替、法人税、、労働賃金・労働規制をすぐに変える事は出来ません。
しかし今までしてなかった担保設定を、この時点でしたのは鴻海が手を出しづらい状況を作り、一旦シャープを救うことで業界の再編を促進させようとする大きな力が働いているような気がします。
それによって技術流出の危機や業界全体への悪影響を最小限にとどめることにもつながります。

シャープは『シャープ』として残ることがなくても良いのではと思います。
例えば、シャープは部品供給専門企業として。
販売される家電ブランド企業としてはパナソニック。日立、東芝などの家電部門は製造を担うなど・・・。
国策として日本の家電の価値を高めることが求められているのだと。

『ジャパニーズ・家電』の復興には、国の主導なくしては進まないと思うのです。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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