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流域で考える

「とても善意や良心、ボランティアで解決できる問題ではない。」と思ったのです。
先日の日曜日、三重県鳥羽市の答志島で開催された『奈佐の浜海岸清掃』に参加した際に思ったのです。

愛知・岐阜・三重から500名ほどのボランティアが集まって、奈佐の浜海岸は大清掃大会の様相でした。
聞いてはいましたが、想像を超えるゴミのボリュームに驚いたのです。
海岸の砂浜に降り、清掃を開始するや、殆んど移動することなく、たちどころにビニールの大型ゴミ袋一杯に漂流ゴミが集まります。
大物は処分されていましたから、流木と言っても幹ではなく枝であったり小さなものが殆んどですがボリュームが凄い。
集めても集めても砂浜が一面に現れることはなく・・・。
「昨日、大阪の大学の人たちが清掃ボランティアに来てくれた後だから、これでも少ないよ。」と地元の漁師さんの言葉。
それにしても、清掃前と後のビフォアー・アフターの差が分かりづらく、終了時間が来ても達成感がありませんでした。

岐阜で清掃ボランティアといって思い浮かぶのは、『長良川清掃』。
花火大会の翌朝に開催される『長良川清掃』に参加経験がある岐阜市民は多いでしょう。
それとは比べ物にならないゴミと作業量のレベルに徒労感一杯になり冒頭の思いに至った次第です。

『22世紀 奈佐の浜プロジェクト』なるプロジェクトが立ち上げられ、伊勢湾流域の愛知・岐阜・三重の環境団体が様々な活動を仕掛けています。
1.5年後に奈佐の浜の漂着ごみの3分の1減らす。 
2.10年後に奈佐の浜の漂着ごみを半減する。 
3.100年後に奈佐の浜の漂着ごみをゼロにする。
『奈佐の浜に、伊勢湾に豊かな海を取り戻そう』と、いうものです。

しかし伊勢湾流域を発生源とする漂流ゴミは年々増え続け年間1万tを超え、その2分の1が鳥羽市に、中でも鳥羽市に打ち上げられる量の半分が答志島に漂着するとのことです。

これを解決するには、行政が漂着ゴミの回収・処分を事業として行い、コストは流域で負担することしかないと思うのです。
もちろん漂流ゴミの発生を減らすことも必要です。

伊勢湾に注ぐ大きな河川は、揖斐川・長良川・木曽川。
『22世紀 奈佐の浜プロジェクト』の次回は、岐阜の山で開催されます。

挨拶にたった地元の漁師さんの言葉です。
「山や川から来るゴミに苦しめられているけれども山や川を恨む気持ちは全くない。山や川から運ばれてくるプランクトンによって豊かな海が存在する。漂流ゴミは海の問題でなく、山や川だけの問題でもない・・・。」と。

流域で考える。
我々は被害者でも加害者でもなく、流域に暮らす当事者です。

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ありがとうございました

中川様
天皇杯のダブルブッキングを断って、ご参加いただきありがとうございました。ご紹介した者が当日、乗る船に間に合わないという状況になり、郡上わりばし届けることできず、申し訳ありませんでした。

この活動が流域で物を考える大きなうねりになればと思います。

Re: ありがとうございました

小森さん、お誘いありがとうございました。
とても良い機会を持つことが出来ました。

中川


> 中川様
> 天皇杯のダブルブッキングを断って、ご参加いただきありがとうございました。ご紹介した者が当日、乗る船に間に合わないという状況になり、郡上わりばし届けることできず、申し訳ありませんでした。
>
> この活動が流域で物を考える大きなうねりになればと思います。
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Author:jdforest
本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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