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黒船

『岐阜県製材業の活性化をめざす意見交換会』の名称ですが、実際には『(郡上市にある)長良川ウッドを中国木材㈱が買収して岐阜に進出することの説明会』でした。
中国木材㈱は売上高が600億を超える日本最大の製材会社です。

『岐阜は木の国、山の国』 と岐阜県民の歌に歌われています。
実際には、林業県ではあっても木材産業の後進県であるのが実態です。
後進県とは刺激的な表現ですが、森林備蓄量や素材(山から出てくる木材)生産量が多い割には、木材産業は旧態然としたままと言う方が穏かな表現でしょう。
昔ながらのやり方で、昔ながらの製品を生産している業者が多いということです。

「何、生意気言っとる。俺ら~は木柄の良い素晴らしい製品を作っとる。」と、怒鳴られそうですが・・・。

内容は、中国木材㈱の会社の概略についての説明に過ぎないものでした。
岐阜、郡上に進出にあたっての具体的な戦略については殆んど語られませんでしたが・・・。

様々な意見が出ました。
私が思うに、中国木材㈱の側は、与しやすしと感じたのではないかと。
岐阜の木材業界の人間には、論理的思考が出来ない人間が多いことが露呈したからです。

「相場を崩すな!」、「中小製材工場を守れ!」、「岐阜県が金を出す道理は、どこにあるのか!」・・・などの感情的な意見が多くでました。
このうち、最後の岐阜県が補助金を出す云々などは、根拠の無い勝手な思い込みです。
補助金などで問題となるとしたなら、売却側の長良川ウッドが期間の完了を待たずに工場を休止したこと、売却をすることかもしれませんが、それとて事業の行き詰まりゆえ、致し方のないことです。

中国木材㈱の進出によって原木から製品に至るまで、相場が崩壊するのではないかと心配する気持ちは分かりますが相場は市場が作るものであると認識すべきです。
昔ながらの製品を昔のように生産していたい気持ちは分かりますが・・・。
そもそも、相場を業界が意図的に維持することは独占禁止法違反です。
中小製材工場の存続は各々が努力すべきことですし、汎用品向きの中小製材工場の存在意義自体も疑わしいと考えます。

大きな資本との競争を避けるならば、嗜好品に特化するべきでしょう。
すれば生きる道はあります。

郡上に製材工場を構える弊社にとって『黒船』が脅威でないわけがありません。
特に心配なのは原木の確保です。
しかし、それ以上に期待感があります。
『黒船』によって、JAS製品の認識が岐阜県内にも啓蒙されるでしょうから。
現在、郡上地域で唯一のJAS認定の構造材製材工場としている弊社にとって、『黒船』襲来を坦々と迎えたいと思っています。



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