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黒柿

『黒柿』とは富有柿や市田柿のように食べる『柿』ではありませんことはできません。
水墨画のように墨色の木目が美しい柿の木です。

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岐阜県銘木協同組合では、全国優良銘木展示会が開催されたこともあり、毎月の市よりもモノも人も多く集まっていました。
特に、『黒柿』。いつもの市よりも製品も原木も多くありました。

木材の仕事、そのなかでも仕入れを始めた頃は専ら針葉樹の原木市が主戦場でした。
針葉樹の原木市に並ぶ樹種は、ある程度決まっていますが、よく分からない樹種はとりあえず買ってみることをしていました。
自身で製材して、特性などを知ろうと思ったのです。
また、原木を買うことで、売った相手から知識を授けてもらうことを図りました。タダでノウハウを教えるプロは存在しないと思うからです。
極論を言えば、針葉樹は数字です。量も性能もサイズも採算性も・・・。
数値を管理することが重要だと考えます。
しかし広葉樹(一部の針葉樹も)、銘木は嗜好品ですから、感覚・感性・感情によって支配されているものです。

話は『黒柿』。
ケヤキには玉杢が現れるように黒柿には孔雀杢と言われる特徴的な木目が現れます。
木目のレベルを超えて神秘的な文様のようです。
色は墨色のような黒から緑がかった黒まで。独特の木目は孔雀杢に代表されますが、ぶつぶつとした網杢も美しいものです。
木材は個体差が大きいと言われますが、中でも黒柿は特別個体差が大きいように思います。
色の濃淡、木目・木柄の均一性がないこと・・・。
一本の木でも、同じものが揃えるのが困難で、あらゆる意味で難しい木だと思います。

ところが競売では人気なのです。
上手く求められるものができた時には、価値・価格が跳ね上がるからです。
それぞれ見立てのノウハウを持っているようです。
それでも製材すると、割れたり、木柄が思いのほか悪かったりと、材木屋泣かせである事には変わりありません。

黒柿の見立てを少し教わりましたが、よく分かりません。
高価な黒柿を買って製材するまでの勇気がでてきたら、買ってみたいと思っています。
上手く化けたら・・・。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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