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ご神木の立ち枯れから合法木材を考える

ご神木の不審な立ち枯れについて、新聞・テレビなどが取り上げていますから、既に広く知られていると思います。
価値のある大きな立木にドリルで穴を開け薬剤を注入する方法で、木を立ち枯れさせる手法は木材業界の人間ならば誰でも思いつく特殊な方法でも何でもないことです。
この行為は器物損壊にあたり犯罪です。
それ以上のものでも、それ以下のものでもないと考えます。

信仰の地にある『ご神木』が特別な木であるかどうかには興味がありませんし、それを議論しても意味がないと考えます。
斜陽産業の木材業界に、未だ『ご神木』という付加価値が残っていることに感慨は覚えるものの・・・。

残念ながらこの事件には木材業界の人間が関わっていることは間違いありません。
また日本ならではの木材事情によるものだとも思います。
社寺仏閣の建築をはじめ、特殊な大径木の需要は今なお存在します。
立派な建物に建て替える必要がある社寺など、どれほどあるのだろうかと考えたことがあります。
高度経済成長とバブル経済を経て、必要以上に立派な社寺が建立されるようになったと思います。
それは宗教施設だけでなく商業施設でも同様。素材の意匠や特殊性を必要とする建築物には価値がないというのは言いすぎでしょうか。
だから『ご神木』のような特殊な木に、過度な付加価値が認められるのです。

『ご神木の立ち枯れ』を巡る報道は感情論の域をでていません。
「可哀相」、「無残」、の表現を用いている限りは根本的な解決には至らないでしょう。
そこでクローズアップされるのが『合法木材』だと思うのですが、そこまで踏み込むのは専門的過ぎるというならば、行政の出番です。
『合法木材』の言葉に、乱開発や破壊的な伐採をイメージされることが多いでしょうが、木材の伐採について世界中で最も多い違法行為は『盗伐』です。
『ご神木の立ち枯れ』事件をキッカケに木材流通における『合法木材』の意義を喚起し、『合法木材』以外の原木の流通を禁じることを進めるチャンスだと考えます。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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