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既得権益に巣食う政治家や官僚を『シロアリ』と批判されるのは、組織の中で既得権益の旨みを食い物にしているうちに組織本体までをも崩壊させてしまうからです。
今日の『シロアリ』は、政治家や官僚でなく、虫のシロアリについてです。
シロアリは蟻の仲間だと思われがちですが、ゴキブリの一種です。
生態が蟻に似ているから誤解されるのでしょう。
我々、木材業者、木造建築に携わるものにとって、シロアリ対策は永遠の課題です。
いかに駆除・排除するかに腐心してきました。
ところがシロアリの有用性についての研究がなされているという話を聞き、驚いた次第。
それも環境負荷低減に繋がるというのですから・・・。
木材からバイオ燃料を作り出すことに、シロアリを利用しようということだそうです。
効率よく木を分解するシロアリの能力を、木材を分解しバイオエアタノールに応用しようというものです。
シロアリは木を食べて生きているわけですから、当然『木のスペシャリスト』。
シロアリの研究を追及すれば、バイオ燃料の生産の効率向上に寄与すると考えるのは当たり前ですが、なかなかその発想には至りません。
科学者、恐るべしです。
翻って、『シロアリ』も既得権益を知り尽くしているわけですから、使い様次第というのは、早計であり安直すぎますね。