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ダブルスキンの発想

先月開催された『エコプロダクツ展 2012』に出展していたガラスメーカーのブースで興味あるものを見つけました。

既存のビルの外壁をガラスで覆い、省エネ効果を図り電力消費を抑えるというものです。
仕組みは、こうです。
ビルをガラスで覆い、外壁とガラスの間にビルの温熱環境を制御する空気層を設けるのです。
夏は温まった空気をガラスの外に逃がし、冬は温まった空気を室内に取り込むことで、空調機の使用を抑制することを目論むものです。
具体的にはガラスと外壁の双方の上部と下部に開閉器を設置し、冬は内側の開閉器を開放し室内に取り込み、夏はガラスの開閉器を開けて室外へ放出するすることで、冷暖房とも電力消費を制御するものです。

制御層を設ける自体、効果があると思われます。
気候による影響による室内の温熱環境への影響を小さくするには、熱伝導を抑えることが最も効果があるからです。
外壁の外側にガラスの膜を設置することは、ダブルスキンの発想です。

古い日本家屋にも似た発想があります。
気密性は乏しく(皆無?)とも、外気温が室内にダイレクトに伝わる開口部。
気密性のない木製建具を二重、三重にして、居住エリアを守る発想が、かつての日本家屋にはありました。
外から雨戸、ガラスの入った木製建具、障子戸、そして縁側・廊下を隔てて障子や襖があって茶の間に至ります。時には縁側の障子戸の内側にはカーテンがあったりもします。
幾重にも包まれたイメージが、ダブルスキンの発想に似ているというのは飛躍しすぎでしょうか。

エコプロダクツ展のブースで、『これはイケル!』と思ったのです。
現状では、コストをはじめ改善すべきところはあるでしょうが、実績がそれらを解消するでしょう。
『イケル!』と閃いたのは、ガラスだからです。
近代建築を象徴する建築材料であるガラスは、建築家の腕と知恵の見せ所ですから、デザイン性の面からも建築家に支持されると思ったのです。

また、ガラスメーカーは改修、リノベーションの工法として開発したのでしょうが、ダブルスキンの発想は新築にも多用され、独り歩きをはじめ発展していくことと思われます。

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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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