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QRコード

超アナログな木材業界にも時代の波は押し寄せます。

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東海木材相互市場が岐阜県郡上市美並に開設した『サテライト美並』では、QRコードで原木を管理しています。『サテライト美並』は新しいタイプの木材市場です。入札や競りによる販売は行っていません。『サテライト美並』では、原木木材の選別をした後、原木丸太一本一本の木口にQRコードが貼られます。QRコードから、樹種・長さ・径級・伐採地・グレードが読み取れます。
並材は価格的に大差はないという前提に建てば非常に合理的なシステムです。

従来、原木市場では少しでも(一円でも?)高く売るために、造材(人間で言えばメイク)に腐心してきたものです。しかし木材単価が低滞する中では造材手間にかかる人件費分をまかなえなくなってきたのが実情です。

合理性の追求の結果が『サテライト美並』のシステムを生み出したのでしょう。
消費地の近くではなく山元(林産地)で集荷し売り捌くのですが、付加価値の高い木材は、そこでは売らないで大きな原木市場に運び競り市にかけて高く売る。それ以外の並材を段階別にわけ、それぞれ定価販売とする。
そしてQRコードで原木を管理する発想には恐れ入りました。

開設されて1年が経ち、山主・林業家、購入者・製材業者の双方から支持をされ、集荷量も増加してきました。
大きな要因としては、選別・仕分けが厳しくなされているからです。売主、買い手の双方が指し値をできないのですから、市場による選別・仕分けが信用となるのです。市場の責任は重大です。

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『サテライト美並』が長良川流域の原木の生産や需要拡大の振興に大きな寄与となることは間違いないでしょう。
山元に集積場を作ることで、山林生産者は輸送コストを軽減できるので生産意欲が高まります。 生産量が向上・安定します。そこで一定量以上の商いが担保されれば、適正な価格水準の形成されますし、山林生産者への金銭の還流が大きくなると考えられます。

弊社、郡上やまと製材工場は『郡上の山の未来を支える製材工場』を標榜しています。我々と近い理念を感じます。

『サテライト美並』は非常に面白く、原木商売の可能性を大いに高めるものです。しかし在野の目利きには厳しい時代になったことも確かです。


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本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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