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シラビちゃん

昨日は高山の原木市でした。
土場に並ぶ木を見ている間は特に気を留めていませんでした。
『モミの木があるなあ』くらいに思っていたのです。

出品材が書かれた野帳を見てみると『35 しらび 高山市荘川町』とあります。
『しらび???』、何ぞやそれは・と。
樹皮を見るとモミのように見えるので気にも留めていなかった原木をシゲシゲと見つめた次第です。
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通りかかった職員を捕まえて、「『しらび』って何?」と尋ねたところ
「『しらび』は『しらび』や。」と。
「初めて見るけど、どんな木?」と更に食いつくと
「結構高いところに生えていて、ウチの市場にもたまに出てくる・・・。造作にはあまり使わないようだが用材として買っていかれる。」と。

ならば、買って製材してみる価値はあるだろうと入札したのですが・・・。
思いのほか高く落札できなかったのです。
と言っても、一本1万円するわけでもなく知れているのですが・・・。弱気なチキンハートでした。
知らない木、初めて見る木は買って製材してみることにしています。
買わなければ価値が分かりませんし、製材してみないと素性が分からないと考えているので。

それにしても『しらび』についての詳細な知識を得られたわけではないので、知り合いに聞いて見ると・・・。
『しらび』は『シラビソ』であると判明。
『シラビソ』ならば、見たことはなかったものの聞いたことはあります。『シラビソ』の森とか・・・。
たまに出品されるとのことなので、次回は落札しようと考えています。

空飛ぶ、ハリーさん

「木造では大空間を建設できないから…」との理由で、体育館などの建築の際には鉄骨造や鉄筋コンクリート造が採用されることが多いようです。
工法を工夫すれば木造でも大空間を建築することが可能ですが、設計者に高い能力が必要であったり、コストが過大になる傾向があるのが現実です。
それでも平成22年10月に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が制定されてからは、低層の公共建築物の木造化が進んでいます。
木造で大空間を実現する場合には、大断面集成材を用いられることが多いのですが、大断面集成材を生産できる工場は限られています。

その流れを受けて、岐阜県木材組合連合会が開発したのが『柱いらず ハリーさん』なる木造平行弦トラス。
最大12メートルの無柱空間を実現します。
一般的な製品として流通している4寸角・12センチ角の桧を組み合わせて作ります。
先日、その『柱いらず ハリーさん』にトライしてみたのです。

物件は太陽光パネルの木製架台。
12メートルのスパンを飛ばす必要はなかったのですが、6メートルのスパンにかかる荷重が大きいことで『柱いらず ハリーさん』を採用したのです。
想定以上に組み立てるのに手間がかかりましたが、実際に手がけてみて分かることがあります。
それ以上に、この木造平行弦トラス・『柱いらず ハリーさん』の可能性を実感した次第です。
同時に、このような部材を岐阜県木材組合連合会が開発したことの価値を深く感じたのです。

『ぎふは木の国、山の国』ならではの、山側が建築をリードする取り組みだと思います。

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シーズン・イン

『暑さ寒さも彼岸まで』と言いますが、8月と言うのに窓を開けて寝ていると早朝は少し寒いくらいで一気に秋めいてきました。
つい先日まで焼けつくような太陽の陽射しがあったというのに・・・。

お盆が空けると、材木屋はシーズン・インです。
木は春から夏にかけて水を吸い上げていますが、秋に入ると冬に備え水分を放出します。
秋から冬の間に伐採された木は、含まれる水分が少ないのです。この時期を『伐り旬』と言います。
生来、疑い深い私は、『伐り旬』についても疑いを持っていますが・・・。

伐採時期が製材した木材に及ぼすモノは何ぞや?などと、自分なりの検証をしたところ、とりわけ構造材製材については前近代的な生産量と求められる製品の特性が今日のそれらとは異なること、経済活動の規模、物価と人件費の相違についての観点からも、『伐り旬』にこだわることにメリットはない、または科学的根拠のない価値観を創造する言葉だと考えるに至りました。
夏は『虫』が伐られた木に入るから時期的に敬遠されたり、水分が多いことでアオ(カビ)が入ることに起因する美観と意匠面以外のメリットはありません。
考えてみれば当然のことで、伐採時期によって一本の木材の強度が変わる道理がありません。

そうは言っても業界的に、これからの時期は伐出量が増えます。
気候による労働環境が改善されたり、補助金交付決定時期などの関係も後押しします。
原木市場に山からの木が増えれば、勢い業界的にも活気が出ると言うものです。

今週から、県内の原木市場をまわることが増えました。
写真は、下呂の原木市場です。
山に抱かれた原木市場にいるだけで胸が躍るのは材木屋だからでしょう。

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行くぞ、ぎふ山の日!JR岐阜駅へ

8月8日は『ぎふ山の日』、今年で8回目だそうです。
8月を「ぎふの山に親しむ月間」とし県内各所でイベントが開催されます。
毎年、8月8日の前の土日には最も大々的なイベントが企画され、今年もJR岐阜駅前が『ぎふの山』になるのです。

木のイベントの定番・木工教室の他、ぎふの木のおもちゃで遊ぶコーナーが設えられるなど、森の恵みを楽しむ企画が満載です。
私が注目したのは、アクティブGのレストラン街です。
各レストランに『山の日限定ランチ』の設定を働きかけたのです。
関係者による関係者だけのイベントではなく、ぎふ山の日の広がりを生みます。
偶然、レストラン街を訪れた人が『山の日限定ランチ』の存在から、イベントを知り参加する。また『山の日イベント』を訪問した人の中にレストラン街の『山の日限定ランチ』企画をキッカケに食事に足を運ぶ・・・。
『ぎふ山の日』が『山』のためのイベントではなく、『ぎふ』のためのイベントである趣旨を主催者・スタッフが理解していることの表れです。

行くぞ!ぎふ山の日・JR岐阜駅へ

さて、再来年からは8月11日が国民の祝日『山の日』が生活に入り込むと、8月8日・『ぎふ山の日』の存在が薄くなるのではないかとも思われますが、再来年は10年目の『ぎふ山の日』にあたるわけで、更にイベントを大きくしていきたいものです。

木材大国への道


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昨日、7月26日の日経新聞の記事です。
これほど大きく新聞記事になることが珍しいのが『木材業界』の現状です。
よほどインパクトが大きかったのでしょう。新聞記事を見たという何人かの人から、「木材業界は将来性がある・・・・。」、「成長産業・・・。」などの言葉をいただきました。

政府の成長戦略の一つに森林資源の活用があり、木材業界では大型工場の建設が相次いでいると報じています。
戦後の植林ブームから伐期を迎えた森林資源が豊富にあることから、それの利用を図り木材自給率を高め木材産業を成長産業へと導きたいと。

この記事については的を射ているところが半分、的外れ半分というのが私の感想です。
木材利用促進について、国の政策が追い風となっていることは間違いありません。
また大型工場の建設については、大型工場が木材産業全体の牽引役となることがパイを大きくする意味で必須でしょう。
課題が需要開拓であるという指摘のとおりです。
いずれにしても木材業界は、この機会に産業として、しっかりとした収益構造を築き上げないと衰退していくばかりです。

ただ需要創出のカギが輸出だという意見には大いに疑問を持ちます。
国産材輸出を否定するつもりはありませんし、私自身も木材の輸出には興味があり、韓国の展示会に出展し輸出の可能性を模索した経緯があります。
国産材の輸出が需要拡大に貢献するかというと、話は別です。
国際商品となることには、きびしい価格競争が待ち受けます。
日本の木材業界が、その競争に対抗できるとは想像が全くできません。

森林蓄積量が過大であると考えます。
適性量と質を図るべきです。
木材資源大国への道が日本の木材産業復興・発展ではないと考えます。
まず国内の木材需要を確かなものにすることが第一です。
ドイツが自動車産業よりも大きい木材産業を持つのは、木材を工業素材として利用する社会が存在するからです。

感性・情緒に依存した木材利用からの脱却が日本の木材需要拡大のカギであり。国内需要の下支えがあったうえでの輸出だと考えるのですが。
プロフィール

jdforest

Author:jdforest
本庄工業株式会社
代表取締役 中川稔之

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